●NHKスペシャル~日本と朝鮮半島・日韓関係はこうして築かれた

 「日本人は歴史を知らなすぎると韓国人はよく言うが、仕方がない。日本人は歴史を習ってきていないからだ。」と韓国語の先生に数年前、言われた。
当時の私は『冬のソナタ』をきっかけに韓流にどっぷりはまっていた。ドラマだけにとどまらず映画、音楽にまで興味が広がり、はては韓国語の勉強までし始めた。

もっと韓国理解を深めたいと思う私は、日韓の歴史は避けて通れない課題だった。しかし、それは開けてはいけないパンドラの箱だった。
正しいかどうかは別として、理論武装できるほどの知識をもつ韓国人にたじろぎ、私は蓋をしてしまった。
客観的な歴史というのも疑問だった。歴史は自分の国の目からしか見えないと思っていたからだ。
また、その頃には文化コンテンツを国の産業にしようとする韓国の思惑が透けて見えてきていた。
日本をターゲットにした適正価格でないエンタメ売り込みや、必要以上に韓国モノを持ち上げる日本のマスコミにもほとほと嫌気がさして、すっかり韓国熱が醒めてしまった。。
今も韓国語の勉強は細々と続けているが、前ほどの情熱が持てない。

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今年は日韓併合100年目の年だ。
この夏、NHKスペシャルで『日本と朝鮮半島・日韓関係はこうして築かれた』が放送された。
この番組のお陰で、現在の日韓関係の基本となっている『日韓基本条約』が締結されるまでの紆余曲折が、少し理解できたような気がする。

韓国側の交渉金額が7億、日本側は7千ドルだったが、アメリカの仲裁で無償3億、有償2億となった。それを日本は請求権(賠償金)とせず経済協力として拠出した。当時のアメリカはキューバ危機を抱えていた。それゆえケネディ大統領は日韓問題を早急解決することを望んでいた。
しかし、韓国民は屈辱条約として強くパクチョンヒを非難をし、デモが拡大し戒厳令をひくまでとなった。

日本が経済協力として出したお金は、韓国の経済の発展と立て直しに使われ、個人の保障にはならなかった。
日本企業の資金と技術協力もあり、韓国は極貧国から漢江(ハンガン)の奇跡と呼ばれるほどの経済発展を遂げる。竹島問題は日韓基本条約では敢えて明記しなかった。
その後、パクチョンヒは側近に暗殺される。

なぜ日本は賠償金とせず経済協力費用としたのだろうか。
なぜパクチョンヒはそれを受け入れたのだろうか?
日韓の代表のそれぞれの思惑が絡み合った結果が今の日韓だ。
歴史は後戻りできない。

しかし私は願う。
日韓負のスパイラルから脱却できる日がくることを。
「相手に知的な関心をもちお互いに学びあう」姿勢があれば。
by feliza0930 | 2010-08-14 23:01 | ・SOCIETY | Comments(0)