●カジノをする~香港・マカオ旅行⑧

マカオのカジノ収益はもはやラスベガスの4倍だ。2001年、政府が民間にカジノ権を解放して以来、カジノ産業は飛躍的に伸びている。
マカオ政府は市民のカジノへの入場規制している。客の過半数は中国本土からだ。本来、賭博好きと言われる中国人のガス抜きなのか、中国政府は特別行政地区のマカオのみ賭博を許可している。

マカオに来て、私が今まで持っていたカジノへのイメージはことごとく覆された。
ハリウッド映画にしばしば登場するラスベガスのカジノシーン。お洒落な大人の遊び。着飾った男女。カクテル。(現実は違うだろうが。)
一方、マカオはというと中国人パワーに圧倒される。どこの一流ホテルロビーにも中国人が軽装で闊歩している。見慣れないと異様な光景だ。男も女も一山当てようとやってくる。夜中までカジノで興じ、彼らは一体どこに泊まるのだろう。

マカオ二日目の夜、せっかくだからとホテルのカジノに入った。まずはコイン交換だと思いきや両替する必要はないと受付の人に言われる。ルールを知らなくても誰でもできる(と思った)スロットマシンを探す。スロットマシンは奥にあった。マシンの種類はたくさんだ。隣に誰もいない場所に座って、お金を入れるところを探す。20ドル投入口にマカオ$を入れる。何度入れても戻ってくるので、試しに香港$を入れる。ようやく動き始める。
ヤマダ電機(!)入り口にあるようなリンゴ、リンゴ、リンゴみたいな単純に縦横斜めが一致すればよいというような簡単なのではない。ルールがよくわからないが、ともかく当てずっぽうでやってみる。最終的に30香港$(約300円)投資で32$戻りだ。小心者の私は資金を回収できたところで終わりたい。ボタンを押してレシートを出してキャッシャーで換金する。30分以上遊べて「20円」儲けが出た。ハマる人の気持ちがわからないでもなかった。
そこは少し閑散とした大型ゲームセンターのようだった。エレベーターで下の階のカジノにも行った。様相が一変。ピタピタパンツをはいた、スロプロっぽいお兄さんが両手うちしている。ディーラーと勝負する人たちの目はすわっている。背中から感じる一攫千金狙い。シリアスだ。大人の遊びのイメージは微塵もない。煙草の煙もうもうで空気が悪い。喉がおかしくなったので早々に退散。尚、ホテルにはVIP専用カジノもあった。

そういえば数年前、石原知事がお台場カジノ構想をぶち上げていた。
ほとんどの税収をカジノでまかなうマカオ。税収難であおぐ日本もカジノ導入すれば税収アップは確実だろう。しかしギャンブル依存症、家庭破壊は必ず発生する。失うものも多い。じゃあ、韓国のように自国民はカジノ禁止にしたらよいのか、わからない。

マカオはここ数年で大きく変わった。コタイ地区は大型ホテル、ショッピングセンター、エンターテイメントを備える複合施設の建築ラッシュだ。
「マカオはもはや小さな漁村ではない。カジノ産業は多くの人に富をもたらした。しかしそれですべての人が幸せになったとは限らない。」とTさんは言うのであった。
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<ホテルから見えた中国本土珠海・湾仔地区>
by feliza0930 | 2011-08-28 13:00 | ・TRAVEL | Comments(0)