●甦るトゥクトゥクの悪夢Ⅱ~再びのタイ旅行⑧

20分は待っただろうか。その間に何度も「もう自分たちで行くからいい」と断ったのだが、青年は「もうすぐ終わるから待ってて」と言う。

ようやく青年は順番がきて郵便物を出した。
一緒に外を出た。「車があるから行きましょう。」え!車!?歩いてレストランに連れて行ってくれるわけじゃないわけ?車はどこと見るとトゥクトゥクだった。またもやれた。
「宝石を買うつもりはないから。洋服も作るつもりないから。歩いていきますからもういいです」とトゥクトゥクへの積年の恨み(笑)を晴らそうとここぞとばかりに言ったが、青年は(はぁ?)とキョトン顔。「タダでいいですよ。」
そこまで言うならとトゥクトゥクに乗る。川から涼しげな風が座席に入って気持ちがよい。怪しい店に寄らなかった(笑)のであっという間にレストランに着いた。乗せてもらってタダというわけにはいくまい。気持ちばかり渡した。「ごめんなさいね。前にバンコクでトゥクトゥクに宝石店と洋服店に連れて行かれてから」と言うと青年は爽やかに「いいですよ」と笑った。

青年のお陰でトゥクトゥクアレルギーも治ったようだ。
学生さんのアルバイトなのだろうか。ワーキングプアなのだろうか。
人待ち顔でお寺の前にいるトゥクトゥクのおじさんたちとは雰囲気が違っていた。
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レストランの川沿い席は既に埋まっていた。
ウェイトレスに案内された席に着く。ずっしり重いメニューを渡されるが、いっぱいありすぎてどれを選んだらいいのかわからない。と、日本語が聞こえてくる。見れば隣の女性二人連れ。
「それ、美味しそうですね、何ですか」と聞くと「これはガイドブックに載っていたんですよ。」と本を見せてくれる。「でもちょっと頼みすぎたみたいです」。二人で持て余しているようだったので、ビールと大皿料理だけを頼むことにする。
ウェイトレスに「あれと同じのを下さい」。
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年配の女性がお手洗いに席をたった間に「お友達なんですか」と尋ねた。
「親子なんですよ」。二人の会話もていねいだったし体形も雰囲気もまるで違うのでまさか親子とは思わなかった。
「仲がいいんですね。」うちなんか娘と二人だけで旅行したら二日目で喧嘩だワ。「(母は)どこでも行きたがるんですけど、一人ではできない人だから」
タイ語を勉強するためにタイに半年滞在していたという娘さん。お母さんのさぞ心強いガイドになったことであろう。
by feliza0930 | 2012-11-20 21:13 | ・TRAVEL | Comments(0)