●『暁の寺』ワット・アルーン~再びのタイ旅行⑪

友達から「〇〇に行ったでしょ?」と聞かれた〇〇とは『ジム・トムプソンの店』と『ワット・アルン』だ。『ジム・トムプソン』は世界的に有名なタイシルクの店である。タイ土産にトムプソンのハンカチやスカーフをもらわれた方もみえるのではないだろうか。
ジム・トムプソンはさほどでないのだが、ワット・アルンに行けなかったのは残念だった。それで今回のリベンジである。幸い今日の宿であるウォーターフロント(チャオプラヤー川沿い)のホテルから近いようだ。

f0234728_16304364.jpgホテルで憧れのアフタヌーンティーを食べてからタクシン埠頭に行く。そこからティアン埠頭までボートで行きワットアルーンまで渡し船に乗り換える。最初、ボートに乗るのが不安だった。船着き場にいく途中でチケットを買ったら詐欺だったというレビューがあったからだ。声をかけられるかと警戒したが怪しい人はいなかった。チケット売り場と言っても船着き場でおじさんかおばさんが手売りしているだけだ。観光客にはわかりにくい。
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渡し船が対岸に近づくにつれワットアルーンが迫ってくる。期待で胸が膨らむ。
煌びやかな金ピカ寺院ではないが、そびえたつ大仏塔は威容を誇り、彩豊かな陶器タオルが美しい。地の石が風雨に晒されて黒ずんでいるので一層タイルが映える。
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<塔からの眺め>

大仏塔のかなり急な階段に上る。上りきったところの回廊からバンコク市内を眺める。
超高層タワー〇〇階から眺めも素晴らしいだろうが、昔の人が建てた塔からの眺めは肌で風を感じることができる。

さあ、行きはよいよい、帰りはこわいとはこの階段。あまりの急勾配に後ろ向いて降りる人がいる。日本人カップルが「下を見て降りるとこわいから、ああやって降りた方がいいかもしれないね」「私はあの人が降りてからにする」と言っているのが聞こえた。私は怖くて遺書を書こうかと思ったほどだ。荷物を一つにまとめ意を決して降り始める。手すりを持ちながらゆっくりゆっくり一段一段と・・・降り切ってみればなんということはなかった。先ほどの日本人カップルに「思ったほどではなかったですよね。」と話しかける。(でも年取ったら絶対無理な階段だ。一歩、踏み外せば真っ逆さま。足腰が丈夫なうちに来れてよかった。)
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<階段から見下ろす>

夕暮れで空は次第に茜色になってきていた。
人もまばらだ。
昼間はこのお寺も多くの観光客で賑わっていたのだろうか。
三島由紀夫がここを舞台に書いたという『暁の寺』を読んでみたくなった。
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by feliza0930 | 2012-11-21 21:12 | ・TRAVEL | Comments(0)