●憧れのディナークルーズ~再びのタイ旅行⑫

「私どもはバンコクの交通渋滞の責任を取ることができません。お客様のご希望でバスを出しおります。出航10分前にお客様95%を到着できますように努力してはおりますが、バンコクの交通渋滞はひどく、また予測できにくいので保障の限りではございません。お客様がラッシュアワーを避けるためにお近くの公共交通をご利用なさることを強くお勧めいたします。」(訳は適当です)
何と正直と言うか・・

チャオプラヤー川ディナークルーズ』は大型クルーズ船から古代タイ様式木造船まである。大型船はビッフェ式、生バンド演奏あり。2時間を賑やかに過ごしたい人にはピッタリである。だが、私はビッフェ式というのにひっかかった。食事を取りにいったりすると落ち着かなくて夜景が楽しめないのではないだろうか。そこで小型船を調べてヒットしたのがこの会社。「私どもの船は全て窓際の席をご用意いたします。センター席はございませんし、相席にもいたしません。」ふ~ん。となると大型船は窓際でない席があり、相席もありということね、と読む。
HPを読み進める。注意事項に目が留まる。「最近、インターナショナルホテルからのボートだと語りタクシン埠頭に停泊し、まだチケットをお持ちでないお客様に近づく者がおりますが、彼らは決して私どもの会社の者ではございません。トラブルを避けるためにも前もってチケットをご用意になるか、もしくは少なくともお客様のお名前が乗客名簿に載っているかをお確かめ下さいませ。」
あな恐ろしや。チョイ詐欺天国タイ!

やはり日本の代理店を通そうかと思ったが、ここまで自分の手でやったのだ。今までの労力、無駄にしたくない、最後までやろうじゃないのとネット割引で、スペリオールコース(4ドリンク付き)とスタンダードコース(ドリンクなし)を「備考欄」に書いて申し込んだ。
日程変更やら時間変更やら何度もクルーズ会社にメールした。「予約承りました」メールが来たので安心していた。だだ予約番号は書いてなかった。

埠頭に30分も前に着いた。このために近くのホテルにしたのだ。明るいうちに下見もした。だがどの船なのだろうか。小型船はみんな同じようにみえてくる。船が着くたびに埠頭の職員らしき人に「この船か」と尋ねる。「違うよ。もう少し待ってて」と不安顔の私たちに言う。
やっとお目当ての船が着いた。職員もOKサインを私たちに送る。ここから乗るのは他に1組あった。
船からスタッフが降りてきて乗客名簿をチェックする。名前を言う。「・・・・」どうやら名前がないらしい。「ネットで予約したのですけど(あ、しまった!プリントアウトするのを忘れてきた)」「とにかく乗ってください」と言われ乗り込む。最後の席だった。一番前とはラッキーと思ったらウェイターがドリンクの注文を取りに来た。すご~く高い!どのクルーズ船もドリンクは高いとレビューがあったが、本当だった。だから一人は4ドリンク付きのコースを頼んだはずだった。ドリンクは頼まないにしても、料理にはありつけるのだろうか、こんな小さな船ではその場で頼むわけにはいかないだろう。他の客はディナーを食べ始めているのに・・・とまた心配になる。ウェイターに乗客名簿を再度確認してもらう。あったようだ!胸をなでおろす。
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それからは順調にコース料理が運ばれてきた。「タイ料理コース」と「タイシーフード料理コース」を前もって頼んであったのだが船内が暗くて料理がよく見えない。料は少ないが種類があるので結構お腹がいっぱいになる。4ドリンクはカクテル、白、赤、デザートワイン。二人でドリンクをシェアしてほろ酔い気分となる。
カラフルな照明で飾った大型ディナークルーズ船がすぐ傍を通り過ぎる。カラオケのようなバンド演奏がチャカチャカ聞こえてくる。ダンスしている人も見える。
古典舞踏と(お琴のような)伝統楽器演奏の『大人のクルーズ』とは対照的だ。
船はゆっくり進んでいく。ライトアップされたワット・アルーンが浮かび上がる。ディナークルーズのハイライトだ。その姿は幻想的で美しい。
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タクシン埠頭に近づいてきた。ウェイターが伝票をもってテーブルをまわる。またまたアレ!ネットで申し込んだのに割引になっていない。手違いだろう、わずかだから黙っていてもいいのだが、直接、船会社にメールも何度も出したのだ。勇気を出して・・・私ではなく(笑)夫が言ってくれた。ウェイターは訂正した伝票を持ってきた。注意書きはやたら細かいのに、肝心なことはかなりアバウトな船会社だ。言ってよかった。個人旅行はこうやって一つ一つ交渉しなくてはいけない。エネルギーがいることだと今回、つくづく思った。

埠頭にはクルーズの客をホテルに送るバスが待っていた。私は歩いていけるホテルにしたから楽勝だ!
by feliza0930 | 2012-11-22 10:48 | ・TRAVEL | Comments(0)