<   2011年 08月 ( 13 )   > この月の画像一覧

f0234728_22134077.jpg香港で見かけました。一体、何の広告でしょう?









f0234728_22173427.jpgマカオ最古の寺院マーコッミウ(マカオの地名の由来となっている)で見かけた祈願のための許願球。短冊に願いが書いてありました。日本でいえば絵馬みたいなものでしょうか。






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”温かい”牛乳プリン。すっかり気に入ってマカオでも食べました。この店は牛乳プリンで有名なのでしょう。店頭に牛乳プリンの棚が置いてありました。夜遅くなのにお客で賑わっていました。

f0234728_22232660.jpg北島康介はマカオでも人気があるのでしょうか。









f0234728_22244996.jpg「サーモン寿司味」ってどんな味でしょうね。食べてみたいような・・・








f0234728_2226365.jpgf0234728_94380.jpg左のアパートにはベランダの柵が上までありました。まるで鳥籠のよう。右のアパートには鯉のぼりが二本飾ってありました。どんな人が住んでいるのでしょうね。

f0234728_22351452.jpgハードロックカフェホテルのロビーにはロックが鳴り響いています。コンセプトはロックです。ショップにはロックな(?!)Tシャツが売られていました。
胸元の『SUPER 可愛い』、『HARAJYUKU 原宿 ♡♡LOVERS』の文字がCool!・・・なのかな?





f0234728_2237461.jpgポルトガル料理店で一番食べたかったのがコレ『鰯の塩焼き』。レモンを絞っていただきます。「ばかやろう」ならぬ『バカリヤウ(干し鱈)コロッケ』、『カルドヴェルデ(緑野菜のスープ)』などいただきました。どれも素朴な味です。ポルトガルワインも飲みました。ドンペドロ劇場近く中国茶店の日本人女性店主お勧めのポルトガルレストランはタイパ地区にありました。1Fでは生演奏。しかし演奏していたのはファド(ポルトガル民謡)ではなく、懐かしのアメリカンポップスオールディーズでした。アレレ?!

f0234728_22411735.jpgたまたま入ったお粥店。地元の人で混んでいました。私は蟹のお粥(450円)。生姜が効いて疲れた体に優しい味でした。夫は豚の腸詰めのお粥。メニューには日本語も英語もありませんので何が出てくるかチャレンジです。私は「野菜がたくさん入っているのを」と注文したのですが、美味しかったから◎。確かにお粥にはニラが入ってはいました。店のいたるところに大きな蟹の入ったお粥(900円)の写真があったので、自慢の蟹のお粥を何としても食べさせたかったのでしょうね。店主はとても愛想がよい人で、自分が載っているパンフをニコニコして見せてくれました。

f0234728_22443037.jpgハウス・オブ・ダンシングウォーター』のパンフレット・CD・ポストカード。史上最大の水の舞台劇、とあっても見る前はさっぱりわかりませんでした。スゴイの一言です。こんな舞台、今まで見たことがありません。過去に現在、未来とタイムワープするファンタジックでダイナミックでスペクタクルな幻想劇です。途中のオートバイショーはスリリング!手に汗を握りました。横文字感想ばかりですね(^_^;)。コタイ地区の巨大複合施設、シティードリームシアターで公演されています。

f0234728_9164290.jpgマカオから香港国際空港までフェリー。入国と違って出国手続きはあっという間でした。香港からフェリー約1時間。1999年に中国に返還された一国二制度の国、香港とマカオ。中国本土の人が両国に入るのにビザがいるのですね!意外でした。
旅はこのフェリーで終わりに近づいています。旅は非日常だけど、日常で気付かなかったことが見えてきます。中国人パワー、開発の嵐、経済格差、ギャンブル、人の情・・・。お天気にも恵まれました。今年は諦めていたのに父が行かせてくれたのかなと、旅に出られたことに感謝です。
マカオのカジノ収益はもはやラスベガスの4倍だ。2001年、政府が民間にカジノ権を解放して以来、カジノ産業は飛躍的に伸びている。
マカオ政府は市民のカジノへの入場規制している。客の過半数は中国本土からだ。本来、賭博好きと言われる中国人のガス抜きなのか、中国政府は特別行政地区のマカオのみ賭博を許可している。

マカオに来て、私が今まで持っていたカジノへのイメージはことごとく覆された。
ハリウッド映画にしばしば登場するラスベガスのカジノシーン。お洒落な大人の遊び。着飾った男女。カクテル。(現実は違うだろうが。)
一方、マカオはというと中国人パワーに圧倒される。どこの一流ホテルロビーにも中国人が軽装で闊歩している。見慣れないと異様な光景だ。男も女も一山当てようとやってくる。夜中までカジノで興じ、彼らは一体どこに泊まるのだろう。

マカオ二日目の夜、せっかくだからとホテルのカジノに入った。まずはコイン交換だと思いきや両替する必要はないと受付の人に言われる。ルールを知らなくても誰でもできる(と思った)スロットマシンを探す。スロットマシンは奥にあった。マシンの種類はたくさんだ。隣に誰もいない場所に座って、お金を入れるところを探す。20ドル投入口にマカオ$を入れる。何度入れても戻ってくるので、試しに香港$を入れる。ようやく動き始める。
ヤマダ電機(!)入り口にあるようなリンゴ、リンゴ、リンゴみたいな単純に縦横斜めが一致すればよいというような簡単なのではない。ルールがよくわからないが、ともかく当てずっぽうでやってみる。最終的に30香港$(約300円)投資で32$戻りだ。小心者の私は資金を回収できたところで終わりたい。ボタンを押してレシートを出してキャッシャーで換金する。30分以上遊べて「20円」儲けが出た。ハマる人の気持ちがわからないでもなかった。
そこは少し閑散とした大型ゲームセンターのようだった。エレベーターで下の階のカジノにも行った。様相が一変。ピタピタパンツをはいた、スロプロっぽいお兄さんが両手うちしている。ディーラーと勝負する人たちの目はすわっている。背中から感じる一攫千金狙い。シリアスだ。大人の遊びのイメージは微塵もない。煙草の煙もうもうで空気が悪い。喉がおかしくなったので早々に退散。尚、ホテルにはVIP専用カジノもあった。

そういえば数年前、石原知事がお台場カジノ構想をぶち上げていた。
ほとんどの税収をカジノでまかなうマカオ。税収難であおぐ日本もカジノ導入すれば税収アップは確実だろう。しかしギャンブル依存症、家庭破壊は必ず発生する。失うものも多い。じゃあ、韓国のように自国民はカジノ禁止にしたらよいのか、わからない。

マカオはここ数年で大きく変わった。コタイ地区は大型ホテル、ショッピングセンター、エンターテイメントを備える複合施設の建築ラッシュだ。
「マカオはもはや小さな漁村ではない。カジノ産業は多くの人に富をもたらした。しかしそれですべての人が幸せになったとは限らない。」とTさんは言うのであった。
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<ホテルから見えた中国本土珠海・湾仔地区>
マカオ最古のお寺、教会、劇場、細い坂道を下りながら見て歩く。一つ一つが世界遺産だと思っていたので私たちは「世界遺産ってずいぶんハードル低いんだね」という感想をもってしまった。東大寺とは規模が全く違う。「え!これだけ?」拍子抜けしてしまうのも少なくなかった。確かに古い街並みに忽然と現れるポルトガル風の建物。しかしペンキ塗りたてのような鮮やかな壁は歴史を感じさせなかった。中国返還となり、中国が政治力を駆使しマカオ観光目玉にと世界遺産を大量に認定させたのではないか。だがそうではなかった。広場8箇所、22個の歴史建造物が一つの世界遺産だった。マカオ歴史市街地区は中国31番目の世界遺産となり、中国は世界で三番目に多く世界遺産を持つ国となったのである。
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ともかく世界遺産巡りにすっかりテンションが下がった私たちだった。だが翌日訪れた聖ポール天主堂跡こそ、世界遺産にふさわしい歴史建造物だった。三度の火事で焼け残ったファザード(建築の正面部分)は威厳をもってマカオの中心にそびえたつ。歴史市街地区のシンボルだ。まわりには土産屋や屋台がぎっしり並ぶ。日曜日とあって押し合いへし合いの人混みになかなか前に進めない。ようやくファザードに着く。ファザードの背面には階段があり、石段を上がってくる豆粒のような人々が見ることができる。巡礼地巡り?善光寺参り?
天主教芸術博物館と納骨堂をゆっくり見たかったのだが、ショーの時間が迫っている。
天主堂前でラッキーなことにタクシーを拾えた。
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*世界遺産に政治が関連するのではという推測はあながち当たらずといえども遠からずかもしれない。台湾には一個も世界遺産がないからだ。二つの中国問題は世界遺産まで及んでいる。
*マカオ世界遺産歴史建造物を全部見ているわけではないのであしからず。
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今やマカオのランドマークとなっているグランド・リスボア。巨大な蓮をかたどったモニュメントのようなホテルだ。派手なマカオのホテルの中でもひときわ目立つ。日中も夜も市内どこからでも容易に目に入る。リスボア宿泊者の評価はまっぷたつに割れる。「マカオ的カオスが味わえる、ゴージャス!」「従業員態度がサイアク、二度と泊まりたくない。」一体、自分はどちらの感想をもつのだろうか。

まぁ、それはともかく宿泊は無理でもロビーならタダで入ることができる。中に入って目に飛び込んだのは天井から何連もたれるクリスタルのシャンデリア。宝石ショップがいくつもあると思ったら・・・なんとフロントだった。半円形のカウンターが何か所もあった。
あまりに大きすぎて模造にしか見えないダイヤモンド、サファイア。翡翠や象牙の彫刻、巨大な金の置物。高そうな美術品、骨董品がごろごろ、これでもかこれでもかと見せつけてくれる。お金にあかせた成金趣味、ここまで極めれば立派。裏を返せばいかにカジノが儲かるかということだ。無駄に(?)豪華なコレクション一つ一つに圧倒され、お口ポカン。ガードマンはあちこちに散らばり客の動きに目を光らせている。
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とても5つ星ホテルのロビーとは思えない混雑ぶりにも驚く。宿泊者あり、私のような冷やかしあり、そしてカジノ客。
カジノ入り口にたむろしている中国人団体の服のラフさは並じゃない!まるで近所のスーパーにでも行くような超普段着だ。東京でブランド品や電化製品を買いまくる中国人と同じように、彼らもニューリッチ族なのだろうか?

夜のマカオは派手なネオンの洪水。
ついたり消えたりまるでパチンコ店。

噴水ショーがあるというウィン・ホテルにも行ってみた。グランド・リスボアから歩いて数分。着いたらもう始まっていた。ウィンナーワルツにあわせ水が高くなったり低くなったり、色も目まぐるしく変わる。ここで花火があがったら、まるでディズニーランドだ。噴水ショーは15分毎にあり、次の曲はポップスミュージックだった。

夜のマカオはファンタジーな
ディズニーランド。
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ホテルの廊下も部屋も濃い茶を基調にした落ち着いたインテリアだった。ただカーテンも、トレイも茶色のレザーなのはいかがなものか。
このホテルにはシティービューとリバービューの部屋がある。リバービューの方が高いが、街並みが見えるシティービューも悪くない。きっと夜になればネオンできれいなはず。ハイ、どこより安く予約できたからもちろんシティービューの部屋です。

f0234728_1914499.jpgさて、世界遺産だらけのマカオ市内。30カ所を一日で制覇した強者もいるらしいが、炎天下にエネルギッシュに歩き回るほどのパワーも若さもない。ガイドブックにはいろいろ歩き方コースが載っている。しかしもう3時過ぎ。朝、卵サンドと果物しか食べていない。お腹がペコペコだ。お昼には遅く夕食には早い。そこでアフタヌーンティー。日本では食事より高く馬鹿らしくて食べられないが、以前、香港で食べてその美しさと味に感動してしまった。何より優雅じゃないですか、アフタヌーンティー。マカオでもとガイドブックで下調べしてある。
タクシーでカフェに行く。地図で調べると市内の端にあるのでどんなに遠くかと思ったら10分程度。タクシー代は300円もしない。マカオ全体が品川区程度の大きさなのでどこに行くにも時間がかからない。
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カフェのあるホテルは小高い丘の上にあった。ポルトガルの軍用要塞跡を利用して作られた。タイルの門をくぐって中に入ると洞窟のような階段があった。ひやっとして気持ちがいい。スペイン料理レストランの隣にカフェがあった。見晴らしのいいテラス席に座る。ここはウェイターもウェイトレスものんびりしている。やっと注文をとりにきた。
スペイン風アフタヌーンティーはどんなのかなと思ったら、肉とピーマンのオードブルが出てきた。注文を間違えたと思ったがそうでもないらしい。次にポットの紅茶と二段トレーのアフタヌーンセット。香港と違って焼き菓子が多い。一口サイズの、マカオ名物エッグタルト、ミートパイもあった。ココナッツケーキ、スウィートポテトケーキ。どれも本当に美味しい。とうてい無理と思ったのに結局全部食べてしまった。二人分で日本の一人分より安い。カジノのないこのホテルにはツアー客も来ず、静かでゆったりと時間が過ぎていく。海を眺めながら贅沢な一時だ。
アラアラ、世界遺産巡りをしていない。ずっとここにいたい気分だったが、近くの博物館の閉館時間も迫っている。急がなくては。カロリー消費もしないと。
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<↑フェリーから眺めたマカオ>

チェックアウトは11時。余裕持ったつもりが例のごとくギリギリになった。タクシーでフェリーターミナルに向かう。Tさんから週末のフェリーは混んでいると言われていた。昨日のうちにチケットを買いたかったのだが、ホテルでは予約を受けないと言う。便数も多いようなので乗れるものに乗ろうということになった。フェリー乗り場というから海が見えるかと思いきや運転手が指さしたところは大通りに面した、ホテルのような立派なビルだった。その時、11時15分。「え!ここ?海は?」狐につままれたような気分だった。
半信半疑で閑散としたホールのエレベーターに乗る。チケット売場があった。チケット購入したのが11時20分。わけがわからないうちに人の流れに従ってスーツケースを持ったまま11時30分マカオ行きフェリーに乗る。船内は指定席だった。天気予報はどこへやら真っ青な空。ギラギラ照りつける太陽。大して揺れなかったので船酔いしなかった。1時間ほどでマカオ外港に着く。さぁ、入国審査だ。と、どこから集まったのやらすごい人。みるみるうちに膨れ上がる。香港と違ってアジア人率高そうだ。荷物も少ないので殆どカジノ目的の中国人だろうか。入国には船に乗っていた時間以上かかった。帰りの香港国際空港行きフェリーのチケットを購入する。これで一安心。

両替もすませ、外に出てホテルのシャトルバス乗り場を探す。宿泊するホテル名が書いてある看板を掲げている女性がいたので乗り場を聞く。「向こう」と言うが、向こうが一体どこなのか、とにかく指さす方に向かう。歩道の両側に林立する鮮やかな緑、ショッキングピンク、黄色や真っ赤なのぼり。のぼりにはホテル名が書いてある。そう、どこかでみた光景。京都の伏見稲荷神社だ。参道にずらっと並んでいた赤いのぼり群。あの時のカルチャーショックを思い出した。f0234728_1335140.jpg
カラフルのぼりと人混みと暑さでクラクラした。ようやく探し出したシャトルバスは、日本では絶対見かけないド派手な紫色だった。
ソフィテルポンテ16はカジノのあるホテルだ。某サイトで安くしかも食事付きで予約できた。本当はいかにもマカオらしい中国系ホテル、グランドリスボンに泊まりたかったのだが、どのサイトを探しても満室だった。結果的にはそこに泊まらなくて正解だった。

ポンテ16は『埠頭16番地』という意味だ。河に面したこのホテルは変わった立地にある。河のすぐ向こうに中国珠海市があるのだ。中国本土に行ったみたい気もしたが、マカオは二泊。時間がないのであきらめた。ホテルの周りはノスタルジックというと聞こえがいいが、少しうらさびれた印象。周りの雰囲気にそぐわず一軒だけポツンと建っているのがポンテ16だ。繁華街から外れてはいるが、徒歩数分でセナド広場に行けるので世界遺産巡りにはちょうどよいとネットレビューだった。
f0234728_13373333.jpgロビーの壁には紫色の花のモチーフ。そういえばシャトルバスも紫色。紫色がこのホテルのシンボルカラーらしかった。スタッフに日本人女性がいた。日本語が通じるのはやはり心強い。Tさんお勧めのショーの予約をしたいと言った。人気があるので難しいかもとのことだったが、何とか翌日のチケットがとれた。支払いは香港$なら定価、カードなら別途手数料がかかるとの説明。マカオなのにマカオ$がダメとは想定外だった。結局、手持ちに香港$がなくカードで支払う。
旅先での目覚めは早い。目覚ましがなくても6時前には起きる。シャワーを浴び、まだ寝ている夫を置いて一人、朝ご飯の調達に出る。コンビニでは面白くない。確か公園の近くに野菜や果物の絞たてジュースが売っていた店があったはず。でも閉店したのか見つからなかった。かわりに入ったのがベーカリー。手作り風の卵焼きがはさんであるサンドイッチが店頭に並んでいた。袋をさわるとまだまだ温かい。焼き立て卵焼きだ!これに決定。豆乳もついでに買う。昨日、ホテルの部屋にはウェルカムフルーツがあった。インスタントコーヒーのパックもあったはず。前の晩はご馳走だったし朝食はこれで充分。
起きる時間も食べるものも自由なのが個人旅行の良さだ。ああ、勝手気儘すぎて、もはやツアー旅行に参加できない体質かもしれない。
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中国には効き目のありそうな(でもちょっとあやしいそうな?)民間薬がある気がする。『北京・上海・香港で買える漢方おみやげ案内』を片手にドラッグストアに行く。巻末に載っていたドラッグストアはホテルの斜め前だった。前もって付箋をつけたページを店員に見せて「これありますか」「ない」「じゃあこれは」「ない」「ではこれは」「ない」。「ない」のオンパレード。
ではと、開店早々でまだ客がいないのをいいことに本の最初からパラパラめくって店員さんに見せる。「これならありますよ」と店員。でもそれは必要ない。結局、西瓜の成分が入った鼻スプレー、中国でブレークした俳優、矢野浩二(?!)ご愛用ののど飴。本には紹介されていなかったけどトマト成分の虫よけスプレーを買う。わざわざ日本から本まで持参して意気込んで行ったわりにはショボイ買い物。
あきらめきれず、別の薬屋さんへ。
しかし「この本、古いんじゃない?」と言われる。ハイ、実はこの本、中古本。でも2008年発行じゃそう昔でもないとは思うけど・・・

そうそう、前回、香港で買い求めたタイガーバームのプラスター(湿布)。日本には売っていない安くてNiceなお土産と思ったが、私には刺激が強すぎでかぶれてしまった。結局、皮膚科へ。治療費の方が高くつきました(^_^;)
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週末は雨模様になるから雨具の用意を忘れないようにとTさんから言われていたが、空港に着いたら青空だった。いくら雨もまた風情があるからと言っても、お天気がよいのに越したことがない。
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以前泊まったホテルだが、行き方を忘れてしまったので荷物待ちの間に携帯端末で調べた。ホテル予約もネットでした。だんだんネット依存が高くなるマイ旅だ。
ホテルは有名な某高級ホテルの隣の、穴場的なホテルYMCA。・・・と思っているのは私だけで、香港通の知人によると実は知る人ぞ知る人気ホテルらしい。何しろ某ホテルとほとんど同じ展望が格安で手に入れられるわけだから。なかなか空きがなかったが、奇跡的に一室だけ見つけたときは小躍りしてしまった。夏休み中は子供キャンプにも利用されるようでロビーに子供たちの歓声が響く。バックパックで軽装の若者の姿も目立つ。改装工事が終わったレストラン、ロビーの趣味は決して悪くない。従業員もキビキビ働いている。前回泊まった角部屋からの眺めは実に素晴らしかった。カーテンを開けた途端思わず歓声をあげてしまった。今回もあの感激をもう一度と期待したのだが、棟が違っていてちょっとガッカリ。前が良すぎるのも罪だ。(前回は窓一面に海が広がっていた。今回は小さな窓から海が半分・・・)
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Tさんとの待ち合わせはホテルのフロントで7時半。それまでホテルの周りや九龍公園をブラブラすることにする。
香港人のTさん夫婦との出会いは台湾だ。道を聞かれたのが縁で知り合った。
奥さんはパリパリのキャリア国家公務員。ご主人はビジネスマン。十数年前、ご主人の仕事の関係で東京に住んでいたので、二人とも少し日本語を話せる。周りの日本人によくしてもらったので、いつか恩返しをしなくてはと思っていたそうだ。これも縁だからと前回、急に連絡したのにもかかわらず一日中、香港市内を案内してくれた。彼女たちが受けた親切がまわりまわって私たちのところにやってきて申し訳ない気がする。私たちも誰かに恩返しをしなくてはと思う。
リュックを背負いカジュアルな服装の御主人が連れていってくれたレストランは二年前、オープンしたばかりの商業ビルの中にあった。宿泊しているホテルの至近距離だ。下はブランドショップやセレクトショップ。上のフロアがレストラン街だった。ビルに入るといきなりの長蛇の列。何かと思いきやエレベーターを待つ列だった。
お目当てのレストランは夏休みの週末とあって家族連れ、若者たちで一杯だ。席を予約したと言うがダブルブッキングしたらしく30分以上待った。そこに会議で遅くなったというTさん登場。仕事帰りなのでパンツスーツだ!すっぴんのお肌は相変わらずピカピカ光っている。ゴマを毎日飲んでいるせいだとか。
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店内を見回したところそう高級店でもなさそうで一安心する。入り口にコック姿のレストランのオーナーの写真が飾ってあった。隣にいる背が高く口ひげを蓄えた恰幅のよい人は有名な映画プロデューサーだとTさん夫婦の説明。日本にも何度も行っているから知っているかと尋ねられたが、あいにく知らなかった。食通でも知られるそのプロデューサーは映画に必ず食事場面を入れるとも言っていた。
香港の人々は大声でしゃべり、よく食べ、よく飲む。まるでジャッキー・チェンが出てくる香港映画の世界に迷い込んだようだ。騒がしくて隣のTさんの声が聞こえない。何度も聞き返す。ましてや英語だ。職場での公文書は英語というTさんは流ちょうに話すのだが、中国なまりが時折見受けられ、聞き取りにくさを増長させている。

日本大好きな香港人も震災の後は東日本を旅行することを避けているという。ツナミはどうだったかとも聞かれた。いっぱい話したいのだが、こちらに英語力がなくもどかしい。
香港は今、中国バブルで揺れている。土地投機で価格が高騰し、香港市民がなかなか家を買えないのが大きな社会問題となっていると言う。労働問題になると専門家らしく俄然、熱弁をふるうTさんだ。
香港の若い男性は職を求め中国にいく、気の強い香港女性より優しい中国本土の女性と結婚する。だから香港には適齢期を過ぎた女性が大勢残っている。アレレ、私、日本にはびこる「草食系男子」のことを話したつもりなのに、話の軸、ズレてきていない?トンチンカン会話は周りの喧噪のせいにしておこう。

そこは川魚料理で有名なレストランだったが、Tさん夫婦が私たちのためにチョイスしてくれたのはいたってオーソドックスな食材の料理だった。ご主人から頭が体の半分の大きさの魚もあると脅かされて(?)いたので安心した。どれも薄味で美味しかった。北京や四川料理と違い広州料理は油っぽくなく、塩辛くない。日本人の舌に合うようだ。
お腹がいっぱいだったが、有名だから是非にと勧められたのが温かい牛乳プリン。白色なので最初、杏仁豆腐かと思った。材料は牛乳だけと言うがはたして牛乳だけで固まるだろうか。「ほら、日本にも茶碗蒸しがあるでしょ?」と言われ、なるほど、卵の白身。地元の特殊な牛乳を使っているので、家で作っても絶対同じ味にはならないと言う。そう聞いて家で再現するのは即、諦めた。名物はその土地で食べるのが一番!

今年の秋には京都で開催される国際会議に出席するというTさん。今度は日本でと別れた。時間は10時をとっくにまわっていた。が、せっかく香港の夜景No1ビューポイントから徒歩5分の素晴らしい立地のホテルに泊まっているのだからとスターフェリー埠頭に行った。宝石箱をひっくり返したようなキラキラした夜景。人々が夜風に吹かれながらベンチに座ったり、欄干にもたれかかって夜景を楽しんでいた。あちこちで写真撮影もしている。
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ところが・・・ピピピと警笛が聞こえてきた。どこからか現れた警官たち。人々になにやら叫んでいる。時計をみれば11時。どうやら立ち退きを命じているらしい。前はそんなことはなかったのに。
香港と中国、一国二制度というけど、香港が窮屈になっているような気がした。
<17,382歩>

*あとで調べたら香港を代表する美食家として知られている映画プロデューサーは蔡瀾(チャイ・ラン)という人だった。『料理の鉄人』の審判もしていた。
友達に教えてもらって頑張ってオンラインチェックインした。フライトの48時間前から90分前までチェックインできる。チェックインをネットで済ませば、手荷物カウンターにフライト45分前に行けばいい。預ける荷物がなければ30分前。いつかボストンバック一つの旅をしたいとは思うけど、心配性であれもこれもと詰め込むので、なかなかそういうわけにはいかない。
しかしながら普通ならフライト2時間前には空港に着かなければいけないので、この1時間15分の差は大きい!特に朝は3時間くらいに匹敵する。
どうせならと一番前の席にしようと思った。非常口の近くの、足を十分伸ばせる席。あそこに座るにはどうしたらいいのかと飛行機に乗るたびに考えていた。
エクストラレッグ席と言うらしい。ところが敵もさるもの、商売になるととっくに目をつけていた。25ドル追加料金がいる。円高の今ならと自分に言い訳した。但しこの席を予約するには電話を入れないといけなかった。帰りのフライトはどうせ爆睡、行きのみ予約した。

前に座席がないのでテーブルもテレビも座席の横にしまわれていたが、そんなことは大した問題ではなかった。f0234728_17352917.jpg
体力も温存でき、快適なスタートを切った香港マカオ三泊四日の旅だった。
小学校で習う漢字数だ。
この1006字の漢字が全て読める『漢字童話』がある。
テレビの情報番組で「漢字を楽しく学べる本」として紹介された。
副教材として使っている小学校もあるらしい。
この本はそれぞれの学年で習う漢字を使った6つの童話で構成されている。

f0234728_9303178.gif『ぽん太と海の町』(2年生漢字160字)
<あらすじ>
小学三年生のたぬきのぽん太の話だ。
ぽん太はお父さんお母さんお兄さん、お姉さん、弟と妹の七人家族だ。京都から電車で二時間ほどのたぬき村に住んでいる。日曜日、外が真っ暗になるまで友達と遊んでいたぽん太が家に帰ると誰もいない。寝ずに待っていたが、朝になっても帰ってこなかった。毎日村中を探しまわり、尋ねまわった。ぽん太はご飯ものどに通らず、やせてきた。
秋になった。お母さんが夢に出てきた。お母さんは「海の見える山に住んでいるからおまえもおいで」と言う。
「どこの山?」と叫んだが、お母さんは消えてしまう。ぽん太は山に行こうとする。町に出た。大きな電車が目の前を通り過ぎる。びっくりしてしりもちをつき、こわくて歩けない。思わず「お母さん、お父さん、こわい」。すると「ぽん太」という声。たくさんの影も近づいてくる。お父さん、お母さんに兄弟たちだった。「ごめんね。あの日、狼におそわれて逃げるしかなかったんだよ。何日も逃げてこの町まできたんだ。でもおまえのことは一日も忘れたことがなかったんだよ。」
みんなで抱き合って新しい山の新しい家へ帰って行きました(終)
最後まで読んで仰天してしまう。これって童話ですかぁ?私のセンサーが感知する。あることを連想してしまう内容。
もしやと思って三年生、四年生と次々と読み進めていく。

f0234728_9335044.jpg『地球を救え』(4年生漢字200字)
身を粉にして働き病に倒れた母を見て「お母さんはあの工場に殺されたようなものです。」童話らしからぬ言葉が目に入る。21世紀に起きた悪い事例を書いた辞典をもって未来社会に飛ぶ少年と医者。未来の子供たちに自分たちばかりよければいいという考えをやめること、争いをなくすことと説く。考えがゆきわたった頃、戻ってみると住みよい社会に変わっていった。


『ミステリーランド』(5年生漢字185字)
f0234728_21175622.jpgカセットデッキが壊れる。お父さんは「ああ○○製か」とつぶやく。みんなの残したご飯を食べ猫のタマはますます肥える。テレビのニュースに「道徳教育の必要なのは政治家ではないか」とお父さんは文句を言っている。(この台詞もスゴイ)
友喜は遊びに出かける。そこで見た一枚のビラ「夢の国へご招待、一日体験コース」。
友達と探しあてた夢の国。豊富な資源。災害もない国。国民は資源を保護し効率よく使う。個人の責任でものを大切にするのが常識の国だった。国営食堂で案内人のスズキさんから話を聞く。友喜はもらった全国共通の小学生半額券で食事した。家に戻ったらカセットデッキはなおっていた。友喜は夢の国でもらった、みんなが幸せに生きるための本「夢の国の築き方」を開いた。

私の疑惑(?)は確信に変わった。
果たして、この出版社は某政党の本を数多く出しているところだった。それぞれの学年の学習する漢字で話を作るアイディアは決して悪くないと思う。だが理想社会の実現という思想を色濃く打ち出したこのような童話を、子供たちがどう読むのだろうかとても気になる。単なる漢字学習教材としてそこまで考えることはないのだろうか。