<   2012年 04月 ( 13 )   > この月の画像一覧

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乾燥野菜がうまくいったので、私は日々、各種野菜で研究を続けている。

だが乾燥果物はダメだ。つい食べ過ぎる。リンゴで懲りてしまった。あまりにかさが減るので紅茶に入れる前についムシャムシャと食べてしまった。コワイ。水分が減っているだけでカロリーは変わらないはず。果物は瑞々しさが持ち味。乾燥させることはやめた。
タマネギは乾燥しても辛かったのでもう作らないと思う。
乾燥向きと言えばキノコをおいて右にでるものはないだろう。(あ、生姜もあったけど。)汁物にいれると生よりずっと美味しい。とかく腐らせてしまいがちなエノキタケ、これからは洗わず乾燥ネットに直行だ。ピーマンも乾燥すると早く火が通り、味に深みがでる。カレーに入れたらGoodだった。
                                <干し野菜のバイブル>

そして大根。大根ステーキが美味しかったのでもっと長く干せばもっと美味しくなるはずと考えた浅はかな自分。二日干したが、もうあと二日と乾燥ネットで寝かす。
再び大根ステーキにと・・・
一口、口にして「う、これ、どこかで食べた味・・・あ!沢庵だ」
大根は見事、沢庵に変身していたのだ!シコシコを通り越してコリコリ005.gif

「過ぎたるは及ばざるが如し」とはこのことですね。
友達に誘われて『ヘルプ』を見た。

ヘルプ』は1960年代のアメリカを舞台にした映画だ。一人の若い女性が黒人メイドの声を集めた本を出版し、引き起こす波紋。
重いテーマのはずなのに韓国映画顔負けの下(トイレ)ネタ笑いもあって意外にも軽い。あとでディズニー制作と知り納得したのだが、黒人大統領が誕生し二期目を迎えようかとする今なぜ、この映画が作られたのだろうかと違和感が残った。

答えはNewsweekにあった。
Newsweekはバックカバー以上のものを提供してくれる。
オバマが大統領になっても人種問題にはほとんど改善が見られない、それどころか更に亀裂が深まったのではないかと人々は考えている。オバマが人種問題に関して述べる言葉は、政治の対立構造をバックにより新たなより複雑な亀裂を生みだしている。
それは人種差別が大きな問題だと考える黒人は60%、しかし白人は19%という数字に裏打ちされている。数字の差は差別を実際に体験した者と意識しない者との差とも言える。

黒人差別意識は今や多くの外国人が住むようになった日本にもある。
知り合いのお嬢さんがアフリカ出身の青年と結婚し、赤ちゃんが産まれた。
「お孫さん、思ったより黒くなくてよかったね」と周りの人の何気ない一言に傷つくと彼女は言う。
私はどうだろう?赤ちゃんを見て言わない、言わないにしても言葉を飲みこまない自信はない。

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(C)2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
別に密猟や密漁した肉や魚を干しているわけではない。ご近所さんの目を気にするのはナンセンスと思い直し、手あたり次第、乾物ネットで野菜や果物を干している。
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<左が生、右が二日乾燥させたもの。上からリンゴ、大根、ショウガ、青ジソ、プチトマト>

ショウガはあっという間にチリチリになった。ショウガ紅茶は冷え取り健康法で有名だが、生のショウガは結構キツいのですよね。先回、風邪のひき始めの時、ショウガ湯を三杯も飲んで(三杯も飲むほうもどうかなんですが)喉の炎症が一層ひどくなってしまった。ショウガは干せば香りがマイルドになる。毎朝、手作りチャイに入れてショウガの風味を楽しんでいる。

ドライ大根とドライ人参は、生でも茹でても絶対出ない感動の食感となる。ドライ人参は茹でて塩麹で作ったドレッシングで食べる。美味しくてペロッと一本食べてしまった。ドライ大根のステーキの美味しさは格別だ。オリーブオイルでニンニクと炒め塩コショウ。シコシココリコリ歯ごたえがたまらない。
リンゴはリンゴチップ。油も砂糖も塩も使っていないので、ポテチより遥かに健康的だ。但しポテチと同じでつまみ出したらやめられないのが玉にキズ。紅茶に入れると香り高いアップルティーとなる。
サツマイモは失敗した。干し芋は生から作るのじゃないのですね。蒸してから干すのを初めて知った。
市販されている黄金色に輝く干し芋は芸術品のように思えてきた。
青じそはすぐチリチリに。手でもめばたちまち青じそふりかけだ。

今日はネギ、ニンニク、プチトマト、えのき、エリンギを干した。期待の星はプチトマト。市販されているドライトマトは高いからというセコイ理由からです(笑)。
雨が降ってくると洗濯ものよりドライ野菜が気になる(笑)。夜は乾物ネットを家に取り込む。
「大きすぎる」と思ったネットもあれこれ試しているので「大きすぎない」。
ドライ野菜作りはまるで科学の実験のようだ。朝、晴れていると「やったあ!『干し日和り』だ!」とウキウキする。隠れていた味をお日様の力で引き出す。
切干大根に干し芋、干し椎茸、昔の人はとっくにこの技を知っていたのですね!
大量に薬用酒ができそうだ。
飲み切るにはかなり時間がかかるだろう。
手元に残った「ガルダモン」「グローブ」「肉桂」のスパイス。
もしかしてマサラチャイの材料になるのでは?
ネットで調べた。ピンポンでした!

昔、英会話を教えてくれたインドの先生。おばあさまが手作りのチャイスパイスを日本に送ってくれると言ってたっけ。チャイはインドではおふくろの味みたいなものだろうか。ネットには作り方や材料がいろいろ載っていた。好きな材料で好きな方法でブレンドしていいと勝手に解釈した。
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<上段右:お手製干し生姜 上段左:庭の月桂樹>

「花椒」と「生姜」「月桂樹」も合わせて、おばあさまを真似して(ニンニクすりの)すり鉢で粗くすってみた。エスニックな香りが部屋中に広がった。水で煮出し牛乳と紅茶とはちみつを入れ、茶こしで濾す。最初に水で煮るのはインドに住んでいた友達に教えてもらった。仕上げに「クコの実」を4.5粒浮かしてみる。
少しスパイシーだけどマイルドですごく美味しい!身体もあったまる!家で本格的なチャイが作れるなんて感激である。
マサラチャイ、大成功の巻003.gif
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実家には母の作った梅酒や杏、柚子酒などの果実酒が冷蔵庫や棚の中にたくさん残っていた。
明らかに品質の変わっているのは処分したが、香りは変わっているが腐っていないものはみりん代わりの調味料として料理に使ってみた。鶏肉など甘辛く煮る料理には結構イケる。
だが、それだけではとても捌けない量だ。実は柚子酒など我が家でも作ってあり、もてあましている。
そうだ!母の果実酒をベースに薬用酒、「体にいい」薬用酒を作ってみよう。
最近「体にいい」は魔法の言葉となっている。「体にいい」と聞けば飛びついてしまう世代なのである(笑)。
少し前、マイブームであった『ハーブの恵み』(養命酒製造)。13種ハーブが入っているのが『ハーブの恵み』の売りである。
あれに似たものが作れないだろうかとラベルを見てハーブを一つ一つ調べては揃える。
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この際、家にある「体によさげな」プルーンにしょうがも加えた。味見してみる。グローブとカルダモンを入れ過ぎてしまったようで香りがきつい。クコなど甘系のハーブを更に加えホワイトリカーを買い足す。何やっているんだか・・・素直に『ハーブの恵み』を買った方がよっぽど早い。しかしそれでは母の手作り酒が生きない。ここまできたらもうやめられない。止まらない。
足しては足してはを繰り返すので薬用酒は瓶からあふれそうになり、二回くらい瓶を替えた。最終的には家にある一番大きい瓶に入れる羽目になった。


ただ今、マイ薬用酒は『ハーブの恵み』になるべく熟成中である。
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★13種ハーブ
グローブ・カルダモン・高麗人参・桑の実・クコ・シナモン・花椒・竜眼・ナツメ・サンザシ
クロモジ・ネムノキ・甜杏仁


*高麗人参は高価なので代用品
クロモジ・ネムノキは少量だと売っていなかったのであきらめる
甜杏仁はどういうものかわからなかった。

<結論>『ハーブの恵み』は偉大です!
ぎゃ~!大きい!大き過ぎる!
箱をあけて驚く。こんなに大きいとは思いもしなかった。
月桂樹や生姜を干したかったので買った乾物ネット。大きいのにしようか小さいのにしようかと随分迷ったけど「大は小を兼ねる」と大きい方をポチッ。
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ああ、またネットでのお買い物でやってしまった失敗。ちっとも学ばない。
勿論、買う前に物差しで大きさをイメージするのだが、どうも狂う。ミニにしておけばよかった。

三段になった乾物ネットをベランダに吊るす。まるで海辺の漁村で干物づくりしているような錯覚に陥る。ドライ野菜を作るお洒落なイメージとかなり違うゾ。
こうなったら干して干して干してやる!
生姜だけでなくサツマイモに人参に・・野菜を切り刻む(笑)
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キャベツをそのうち使おう使おうと思っているうちに・・・
夫は運転中にパトカーと遭遇すると「パトカーだ!」と言って必ず身を固くする。
後ろめたいことがあるのだろうか(笑)。しかし人のことは言えない。

先日、税務署から電話がかかってきた。別に隠し財産はないのに(笑)ドキッとする。
「何でしょうか」と思わず身構える。「実は・・・65円税金が払い過ぎです」。な~んだ。そんなことかと安堵する。下二けた切り捨てせず、きっちり1円単位まで税金を納めたのを思い出す。「そこで65円振込みしたいのですが、口座を教えていただけますか」「振込料の方が高いから寄付にしていただいて結構です」「そういうわけにはいきません。〇〇になってしまいますから(〇〇聞き取り不能)」「じゃあ、切手で送ってください」。そう言ったのにもかかわらず結局、振込みされることに。
65円振り込むのにいくら振り込み料金がかかるのだろうか。全くもって無駄なことだ。
組織というのは巨額のお金にはアバウトで、小さなお金に厳しいのではないだろうか。
今、問題になっているAIJも経理のおばちゃん(いるかどうかわかりませんが)にはうるさく締め付けしていたのではなかろうかと勝手に憶測をしている。

数日後、税務署から国税還付金振込通知書が来た。
通知書には<支払金額>65円、<発生理由>過誤納と記されていた。
この通知書にも50円郵送代がかかっているはずだ。

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<JR秋葉原駅構内のミルクスタンド 青汁瓶にビックリ!>
夏木糸子の「ツイカラ(力)」、関西弁が変だと文句をつけていたが、文句は愛情の裏返し。なんやかんや言いながらも最後まで見た『カーネーション』だった。
「死にました。(でも娘たちよ、悲しまないで)うちはおる。あんたたちの傍、空、緑、光・・」。
終わってしまえば夏木糸子編も決して悪くなかった。ただもう少し深さとスピードがほしかったと思う。
録画してあったNHK『アーカイブズ生涯青春 小篠綾子の人生』を見直した。日記に記されていた、体がどんなに悲鳴をあげても、一生懸命働いているスタッフの前では愚痴ることができないつらさ、人に新しい話題を提供できるようにと常に努力していたエピソードは是非入れて欲しかった。
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<APAホテルからの展望>

最近、またスポーツクラブに行くようになった。ところがウェアや靴を入れる適当なバッグがなかなかない。中高生が部活に持っていくスポーツバックはいくらなんでもちょっとね。
大きくてファスナーがついていて軽くて撥水加工したもの。条件にぴったりのが灯台下暗し、実家にあった。母が晩年、週一回通所リハビリに通う時、持って行っていた鶯色のバッグだ。几帳面な母はきちんと荷物を詰めて出かける前日には下駄箱の上に置いていた。

あらためてバッグを眺めた。何度も見ているはずなのに今までどうして気付かなかったのだろう。ポケットの下に『MICHIKO LONDON』のロゴがあった。「うっそー!聡子のだ!」
母も『カーネーション』を見ていたような気がした。
放っておけばすぐマイナー路線に走ってしまう(笑)自分にとって友達からのお勧めDVDの貸し出しや映画のお誘いは有難い。
今日は『マーガレット・サッチャー』を見に行った。
鉄の女の「認知症」、いろいろな思いが甦るので実はあまり見たくなかった。だが折角のお誘いだ。見てよかった!涙腺と琴線を刺激した実に良質の映画であった。
マンマ・ミーア』のキャピキャピが痛かったメリル・ストリープととても同一人物とは思えない。サッチャーになりきっていたストリープの演技に脱帽だ。背中についた肉、歩き方、話し方。どう見ても年老いた女性ものだった。よくもあそこまで演じたものだ。

戦後のイギリス史と深くリンクするサッチャーの政治人生。
階級社会のイギリスにおいて雑貨屋が家業の一般市民出身。真面目で勉強家の少女が高い志を持って男社会に斬り込んでいく茨の道。夫との関わりを交え、過去の記憶を、音楽を効果的に用いながらフラッシュバックさせ非常にうまく描いていた。

映画では靴が象徴的に使われている。紳士靴ばかりの中に一足のコンビのハイヒールを映し出すことで男ばかりの議会に乗り込んだサッチャーを表す。
夫婦で宿泊していたホテルがテロに襲われる。九死に一生を得た夫が「でも靴がダメになった」と靴を手にもつ。引退に追い込まれ傷ついてもプライドだけは失うまいと赤いバラを敷き詰めた床をゆっくりと歩くハイヒール。
認知症となり夫の幻影と闘うサッチャー、夜を徹して夫の洋服を袋に入れた朝、夫の幻影はサッチャーの元から去っていく。「待って。あなた、靴を履いていないわ」というサッチャーの叫び声。靴はどういう意味を持つのだろうか。映画を見たばかりの私はまだ消化できていない。

映画の中でサッチャーは正論を吐く、その正論がプラスに働けばワクワクするサクセスストーリーの政治劇。しかし強すぎる正論は一旦、マイナスに働けば国民の反発を呼び、味方でさえ追い込む。気づけば後ろに誰もついてきていない。
富めるもの。貧しきもの、全ての国民が満足する政治は難しい。しかしイギリスには10年に及ぶ強いリーダーがいた。それだけでも私は羨ましい。議会制度はイギリスに倣ったはずなのに・・・・
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娘の回想録出版で世界中に衝撃をもたらした『鉄の女』の認知症。普通なら恥と感じることを敢えて公にしたのはやはり『鉄の女』の娘と思わざるを得ない。回想録から始まった映画化であろう。今、娘は長い政治の旅から戻ってきた「母」サッチャーとどう向かい合っているのだろうか。