<   2012年 11月 ( 22 )   > この月の画像一覧

iphone5乗り換えキャンペーンは11月末までだ。
大画面で軽量化、高速ネットと宣伝につい踊らされて携帯ショップに行く。
ところが委任状を持っていくのを忘れた。次は健康保険証忘れ。
今度こそと三度目の正直、委任状と保険証を揃え、ショップで乗り換え説明を受ける。
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<左よりiphone5 ・iphone4s ・iphone4~アップル社HPより>

①使用料割引
②キャッシュバッグ
そこまでは知っていたが、ショップの人が新たなことを言いだす。
「乗り換えで回収した携帯は二度と使うことができません。まだまだ使える携帯ですからご家族かどなたか親しい方にお譲りするという方法があります。その場合、iphone同士の通話料は無料となります。この方法をとられる方が最近多くなっております。」
そうは言っても家族は既に携帯を持っている。手持ちの携帯を乗り換えることができるかと聞く。
「番号は変わります。iphoneを持ちたくてもまだまだと言う方にお譲りされたり、二個目の携帯で用途によって使い分けしてみられてはいかがでしょう。またiphoneは故障するとアップルに直接持ち込まないといけません。修理に時間がかかりますが代替機を貸してもらえません。その間、ご利用なさることができます。」「何しろ今までの携帯は充分使えますから勿体ないです。」
いつ壊れるかわからない時のために、携帯を二台持ち機種代を払い続けるのはバカバカしい。通話料はタダになると言っても既にホワイトプランに入っている。プッシュされてもメリットはない。

「勿体ないですから」を何度も繰り返されたお陰で(そうだ、その通り。まだ使えるのに勿体ない、iphone5乗り換えはやめよう)と目が覚めた。
X-Factorほど『サラダ・ボウル』であるアメリカ社会を映し出すオーディション番組はない。(最近は「同化」ととれるので『人種のるつぼ』は使わないようだ)
黒人、ヒスパニッシュ、アジア・・・
X-Factorほど“今いる自分の場所”を否定するオーディション番組はない。
「退屈な街から出たかった」「自分が輝くには狭すぎる」「今の仕事には絶対戻りたくない」。こんな人もいた。「この街にいても殺されるか刑務所に行くかどちらかだ。私は葬式に出るだけ」どれだけ荒れた街なのだ、平和日本に住んでいる私には想像すらできない。

CS環境が変わりX-Factorが見られなくなったが、有難いことに友達が番組を録画してDVDを送ってくれた。面白くてVol5~13まで一気見した。
シーズン1から内容が大幅に変更していてとてもスッキリしている。
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<FAX bs238公式HPより>

「早く、早く、時間がないんだ」と審査員のジャッジをせかす印象しかなかった陰気な男性司会者が男女二人組の司会となっている。シーズン2の男性司会者はえくぼが魅力的だ。司会も軽妙でいいかんじ。女性は普通だが、二人だと楽屋から中継とステージと同時司会できるのがコンビの強み。
審査員も変わった。サイモンコーウェルとLAは同じだが、残りの二人が新しくなった。
「私には選べない」と泣きべそをかいたニコルに「棄権しちゃいなさいよ」とささやいたサイモンの親友、ポーラ。会話がマイクで拾われ、首になった二人の代わりに審査員になったのはブリトニー・スピアーズとデミ・ロヴァート。何かとお騒がせブリトニーが思いのほか真面目。

「ブートキャンプ」の内容も変わった。一日目のソロ審査。挑戦者全員ステージに上げて壇上に座らせている。ライバルたちを背にして歌わなくてはいけない。
客席にいるときよりも彼らの表情がわかりやすい。圧倒される歌を聞くと「これはマズい」と不安な顔をのぞかせる。
二日目、グループ審査(振り分けられたグループで、あてがわれた曲を歌う)がペア審査になった。アメリカンアイドルとの差別化であろう。
ペア(番組に決められる)で一つの曲をパートに分けて競わせる。曲は課題から自分たちで選ぶ。「自分の得意のジャンルにしよう」とどの曲を選ぶかで二人の力関係がでる。
似たタイプを一緒に歌わすと個性の違いが出るのでいいアイディアと思う。この方法はThe Voiceからとったのだろうか。実力伯仲で競わすのは勿体ないと思うペアがいたが、二人とも合格していた。そのへんのゆるやかさは気に入った。
枠組みも変わった「男性」「女性」「オーバー30」「グループ」だったのが「ティーン」「ヤングアダルト」「オーバー25」「グループ」。
シーズン1で13歳の女の子が脱落を告げられ泣き叫び、客席から母親が飛んできたのは記憶に新しい。大人の中で競わせるにはプレッシャーが大きすぎと年齢枠下限を見直すと聞いていたが、「ティーン」のカテゴリーができたことで問題解決(?)か。

オーディション番組はバックストーリーも大事な要素だ。
「ブラジルから養子に出された。今の家族には感謝しているが自分のルーツが知りたい。母に会えるまで歌い続ける。」「中学、高校と壮絶なイジメにあった。音楽が支えとなった。いじめた人を見返したい。」
「体重245キロ。太り過ぎて自分で歩くことができない。闘病生活を支えてくれた妻に感謝している」と車いすを押されてステージに登場した牧師。

歌う前に語られると困る。情が入る。だがこのストーリー効果も本選までだ。
歌がうまくても「商業的に成功するか」「伸びしろがあるか」という視点が加わる。
本選に入った。
LAは今回は「オーバー25」担当だ。LAは「自分のお気に入りがいなかったので今回はあまり乗り気でなかった。だが担当して気が変わった。」と言う。ただ、私の合格者予想はほとんど当たったのに、LAだけは外れた。彼の選択基準はよくわからない。
オーバー25は結局、全員むさくるしい(失礼)男性ばかりとなった。特に「継父からDVを受けて最悪の環境で育った。息子にはいい環境を与えてやりたい」と言った男性。「この顔のせいで格闘技選手か、ムショ帰りにしか見られない。」確かに顔まで刺青を入れて近づかれると怖いかも(^_^;)

今回、「ティーン」枠に注目だ。とにかく上手い子が揃っている。だが、大人顔負けに感情豊かに歌われても小さな体とのアンバランスさで見世物的な感じがして否めない。中でもダントツにうまい子が一人いるのだが、表情に乏しく子供らしさがないのが気になる。

「グループ枠」は去年より粒揃い。今回も落選組救済で寄せ集め組が3組できた。
「シスター3」は美人姉妹だ。父親は会社経営、母親は美人で四姉妹と見紛うほど若々しいスタイリスト、姉妹の趣味は乗馬。這い上がろうとハングリー精神でギラギラしている挑戦者では異質のセレブ出身だ。グループ担当サイモンは「君たちは気取ったかんじがする、視聴者の好感度が低いと思う。人柄の問題かな」と出ました!サイモン様の毒舌。本選後半は視聴者投票となる。
姉妹も「私たちには苦労話も悲しい話もないから不利ね」。彼女たちは落ちてもサラっとしていた。

ライバル心むき出しの女性が目立つ。「勝気なのはいいけど、あまりにすぎると視聴者を不快にさせる。」とメンター(担当審査員)が言う。

予選は素の人間性が出ているから面白い。自分の好きな曲を直球で勝負している。ところが本選に入ってくるとメンターがいじくりまわして(!)彼ら(彼女ら)の良いところをつぶしてしまうことが少なくない。視聴者を意識し過ぎてか合わぬ選曲、似合わないファッション、ゴテゴテステージだとガッカリしてしまう。
今回はどうであろうか。ともかくベスト12が出揃った!
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<チェンマイのホテル>
枕元の壁にこんな絵が描かれているとちょっと不気味かも。

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<チェンマイの商店のショウウィンドウ>
マネキン、なんか怪しくないですか?右二体、なぜか頭無し。

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<ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ>
タイでもお寺では靴を脱ぎます。靴の脱ぎ方にもお国柄が!


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<ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ>
タイにもガネーシヤがいた!

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<プラモデル店>
なぜか戦国武士の姿(笑)

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<バンコクのホテル>
チェックインしたら花輪(手首用)をプレゼントされました。
チェックアウトしてスーツケースを預け買い物に行きました。戻ってきたら着替え室を(無料で)提供してくれました。荷造りし直しもできて助かりました。

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<ワットアルン前>
こんなアングルの肖像画ってあり?しかも下が余っている!タイ人、アバウトすぎます。

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<デパートのカフェ>
ショッピングセンターで歩き疲れて入ったカフェ。
コーヒーを飲むだけが、つい甘いものも欲しくなりマカロンを頼みました。
運ばれたものはビックリ仰天!巨大マカロン。アイスクリームまで添えてありました。
でもクリームは意外に甘くなかったです。

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<デパートのおもちゃ売り場>
寿司職人のりかちゃん人形。アジア(タイ)バージョン?

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<デパートの食品売り場>
柿が190バーツ!(≒510円)。物価の安いタイでは超高級果物でした!

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<タイ料理>
これって王朝料理っすかね?

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<タイ国際空港>
さすが一流ホテル!タクシーに乗り込むときにボーイさんが車両ナンバーを控えた紙をくれました。「何か問題があったらここに連絡するように」。ぼったくりタクシー(タイではよくあるらしい)ではないと思いましたが、念のため「空港までいくら?」と確認してから乗りましたよ。空港に着き、スーツケースをトランクから出してくれている運転手さんの足元を見たら・・・・サンダル!!ギョ!このつっかけで高速ぶっ飛ばしたわけ?怖ろしい!これからの彼の安全運転を祈ります(^_^;)
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<ホテルからの風景>
そうそう『タイ王朝料理』のこともふれなくてはいけない。
日本を発つ前に例のレストランにメールした。「生憎、その日のディナーは予約で一杯なのですが、ランチならまだ空きがございます。ご検討くださいませ。私どものレストランを覚えていただいてありがとうございます。」と丁寧な返事がかえってきた。ランチはスケジュール的に無理だった。Kさんは「王朝料理と言っても他のタイ料理と変わらないですよ。」と言っていたが、食べてみないとわからないでしょう。
調べるとホテルの近くにタイ王朝料理のレストランがあったのでフロントから予約してもらう。(メールと違い現地で電話予約する勇気はない)f0234728_10161326.jpg
レストランは一軒家だった。ホテルのフロントに「高いですか?」と聞いたら「全然」と言っていたが、なるほどディナーと思えない良心的な価格設定だった。こんな値段で王朝料理が出てくるのかと思ったが、白い器で素晴らしい飾りもない、メニューもディナークルーズで食べたのと似ていた。テーブルの隣の棚に、金で縁どりしてある皿とタイ王室の人らしい人が来店した写真がうやうやしく飾ってあった。『王朝料理』でなくて『タイ王室御用達料理』か。釈然としない。断られた例のレストランは違うはずだといまだに信じている。

バンコク最後の日はサイアム・パラゴンでショッピングした。
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<カラフルなバッグ>

帰りは通勤ラッシュとぶつかった。BTS(スカイトレイン)車内が混んでいたので吊り輪をもって立つ。私の前には親子が座っていた。母親が男の子に絵本を読んでやっていた。タイ語なのでどんな内容かはわからないのだけど、しっかり聞いている子供の姿に思わず「可愛いい」と(日本語で)言ってしまった。すると母親は私の顔を見上げてニコッ、そう、顔いっぱいでニコッと笑ったのだ。そんな笑顔、日本ではなかなかお目にかからない。さっきのデパートでもニコッを見た。夫がVAT(消費税が戻ってくる)手続きをしているのを待っている時、係りのおばさんと目があった。体中でニコッと笑いかけてくれた。

空港は旅行客でごったがえしていた。職員がVAT手続き案内が不親切であちこち無駄に走らされた。夫はカッカときていたが、私はこの二本の「ニコッ」でタイのいい加減さ全てを許す。そのくらい強力なニコッだった。(*^_^*)チェックインした時、タイ航空の女性がこちらが何も言わないのに「お隣の席にしておきましたよ」と微笑んだ。(そうだった。行きの飛行機ではバラバラの席だった。)その微笑みの意味は飛行機に乗ってからわかることになる。まさかのエクストラレッグ席だったのだ。満席なのに何たる幸運。疲れた帰りこそ座りたい席!(航空会社によっては別料金を取るところもあるのに。)お陰で足がのびのびできてよく眠れた。


今もあのニコッが目に浮かぶ。やっぱりタイは『微笑みの国』だった。
「私どもはバンコクの交通渋滞の責任を取ることができません。お客様のご希望でバスを出しおります。出航10分前にお客様95%を到着できますように努力してはおりますが、バンコクの交通渋滞はひどく、また予測できにくいので保障の限りではございません。お客様がラッシュアワーを避けるためにお近くの公共交通をご利用なさることを強くお勧めいたします。」(訳は適当です)
何と正直と言うか・・

チャオプラヤー川ディナークルーズ』は大型クルーズ船から古代タイ様式木造船まである。大型船はビッフェ式、生バンド演奏あり。2時間を賑やかに過ごしたい人にはピッタリである。だが、私はビッフェ式というのにひっかかった。食事を取りにいったりすると落ち着かなくて夜景が楽しめないのではないだろうか。そこで小型船を調べてヒットしたのがこの会社。「私どもの船は全て窓際の席をご用意いたします。センター席はございませんし、相席にもいたしません。」ふ~ん。となると大型船は窓際でない席があり、相席もありということね、と読む。
HPを読み進める。注意事項に目が留まる。「最近、インターナショナルホテルからのボートだと語りタクシン埠頭に停泊し、まだチケットをお持ちでないお客様に近づく者がおりますが、彼らは決して私どもの会社の者ではございません。トラブルを避けるためにも前もってチケットをご用意になるか、もしくは少なくともお客様のお名前が乗客名簿に載っているかをお確かめ下さいませ。」
あな恐ろしや。チョイ詐欺天国タイ!

やはり日本の代理店を通そうかと思ったが、ここまで自分の手でやったのだ。今までの労力、無駄にしたくない、最後までやろうじゃないのとネット割引で、スペリオールコース(4ドリンク付き)とスタンダードコース(ドリンクなし)を「備考欄」に書いて申し込んだ。
日程変更やら時間変更やら何度もクルーズ会社にメールした。「予約承りました」メールが来たので安心していた。だだ予約番号は書いてなかった。

埠頭に30分も前に着いた。このために近くのホテルにしたのだ。明るいうちに下見もした。だがどの船なのだろうか。小型船はみんな同じようにみえてくる。船が着くたびに埠頭の職員らしき人に「この船か」と尋ねる。「違うよ。もう少し待ってて」と不安顔の私たちに言う。
やっとお目当ての船が着いた。職員もOKサインを私たちに送る。ここから乗るのは他に1組あった。
船からスタッフが降りてきて乗客名簿をチェックする。名前を言う。「・・・・」どうやら名前がないらしい。「ネットで予約したのですけど(あ、しまった!プリントアウトするのを忘れてきた)」「とにかく乗ってください」と言われ乗り込む。最後の席だった。一番前とはラッキーと思ったらウェイターがドリンクの注文を取りに来た。すご~く高い!どのクルーズ船もドリンクは高いとレビューがあったが、本当だった。だから一人は4ドリンク付きのコースを頼んだはずだった。ドリンクは頼まないにしても、料理にはありつけるのだろうか、こんな小さな船ではその場で頼むわけにはいかないだろう。他の客はディナーを食べ始めているのに・・・とまた心配になる。ウェイターに乗客名簿を再度確認してもらう。あったようだ!胸をなでおろす。
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それからは順調にコース料理が運ばれてきた。「タイ料理コース」と「タイシーフード料理コース」を前もって頼んであったのだが船内が暗くて料理がよく見えない。料は少ないが種類があるので結構お腹がいっぱいになる。4ドリンクはカクテル、白、赤、デザートワイン。二人でドリンクをシェアしてほろ酔い気分となる。
カラフルな照明で飾った大型ディナークルーズ船がすぐ傍を通り過ぎる。カラオケのようなバンド演奏がチャカチャカ聞こえてくる。ダンスしている人も見える。
古典舞踏と(お琴のような)伝統楽器演奏の『大人のクルーズ』とは対照的だ。
船はゆっくり進んでいく。ライトアップされたワット・アルーンが浮かび上がる。ディナークルーズのハイライトだ。その姿は幻想的で美しい。
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タクシン埠頭に近づいてきた。ウェイターが伝票をもってテーブルをまわる。またまたアレ!ネットで申し込んだのに割引になっていない。手違いだろう、わずかだから黙っていてもいいのだが、直接、船会社にメールも何度も出したのだ。勇気を出して・・・私ではなく(笑)夫が言ってくれた。ウェイターは訂正した伝票を持ってきた。注意書きはやたら細かいのに、肝心なことはかなりアバウトな船会社だ。言ってよかった。個人旅行はこうやって一つ一つ交渉しなくてはいけない。エネルギーがいることだと今回、つくづく思った。

埠頭にはクルーズの客をホテルに送るバスが待っていた。私は歩いていけるホテルにしたから楽勝だ!
友達から「〇〇に行ったでしょ?」と聞かれた〇〇とは『ジム・トムプソンの店』と『ワット・アルン』だ。『ジム・トムプソン』は世界的に有名なタイシルクの店である。タイ土産にトムプソンのハンカチやスカーフをもらわれた方もみえるのではないだろうか。
ジム・トムプソンはさほどでないのだが、ワット・アルンに行けなかったのは残念だった。それで今回のリベンジである。幸い今日の宿であるウォーターフロント(チャオプラヤー川沿い)のホテルから近いようだ。

f0234728_16304364.jpgホテルで憧れのアフタヌーンティーを食べてからタクシン埠頭に行く。そこからティアン埠頭までボートで行きワットアルーンまで渡し船に乗り換える。最初、ボートに乗るのが不安だった。船着き場にいく途中でチケットを買ったら詐欺だったというレビューがあったからだ。声をかけられるかと警戒したが怪しい人はいなかった。チケット売り場と言っても船着き場でおじさんかおばさんが手売りしているだけだ。観光客にはわかりにくい。
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渡し船が対岸に近づくにつれワットアルーンが迫ってくる。期待で胸が膨らむ。
煌びやかな金ピカ寺院ではないが、そびえたつ大仏塔は威容を誇り、彩豊かな陶器タオルが美しい。地の石が風雨に晒されて黒ずんでいるので一層タイルが映える。
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<塔からの眺め>

大仏塔のかなり急な階段に上る。上りきったところの回廊からバンコク市内を眺める。
超高層タワー〇〇階から眺めも素晴らしいだろうが、昔の人が建てた塔からの眺めは肌で風を感じることができる。

さあ、行きはよいよい、帰りはこわいとはこの階段。あまりの急勾配に後ろ向いて降りる人がいる。日本人カップルが「下を見て降りるとこわいから、ああやって降りた方がいいかもしれないね」「私はあの人が降りてからにする」と言っているのが聞こえた。私は怖くて遺書を書こうかと思ったほどだ。荷物を一つにまとめ意を決して降り始める。手すりを持ちながらゆっくりゆっくり一段一段と・・・降り切ってみればなんということはなかった。先ほどの日本人カップルに「思ったほどではなかったですよね。」と話しかける。(でも年取ったら絶対無理な階段だ。一歩、踏み外せば真っ逆さま。足腰が丈夫なうちに来れてよかった。)
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<階段から見下ろす>

夕暮れで空は次第に茜色になってきていた。
人もまばらだ。
昼間はこのお寺も多くの観光客で賑わっていたのだろうか。
三島由紀夫がここを舞台に書いたという『暁の寺』を読んでみたくなった。
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スタッフは「半日、車をチャーターするといいですよ」とアドバイスしてくれた。
ホテル出発は8時にした。渋滞がなければ動物園に1時間半はいられる。
パンダ舎を見るだけなら余裕だろうと頭の中で計算する。こういう計算は早いです!しかし、どこが「ゆったりホテルライフを楽しむ旅」かと苦笑してしまう。
今朝は外で朝ごはんを食べる。目の前で作ってくれるオムレツが最高!ワッフルもマフィンもサラダも全部、美味しい。ゆったり時間が流れていたこのホテルともお別れだ。

f0234728_12263563.jpg動物園に着きチケットを買う。時間を有効に使おうと乗り降り自由のトラムカーでいざ、パンダ舎に!そう、私、まだパンダを見たことがないのです!
上野動物園はいつも混雑していそうだし、パンダを見るためだけに和歌山まで行くことはできない。
パンダ舎入口で又、チケットを買う(別料金)。チェンマイでもやはりパンダは人気らしい。
パンダ舎オープンと同時に入ったが、人はまばらで拍子抜けした。f0234728_1228596.jpg
「世界のパンダ地図」などのパネルが展示してある通路を通る。いたいた!一頭のパンダ。部屋の隅に座っているのでよく見えない。「フラッシュをたかないでください」の注意看板だけが立っている。「立ち止まらないでください」の放送はない。しばらく見ていたが、パンダは動く様子もないのであきらめて出口方向にむかう。ところが次の部屋にまたまたパンダがいたのだ!二頭も。それも手を伸ばせば届きそうな至近距離!柵もガラス窓もない。周囲が堀のようにほってあるだけだ。こんなに近くにパンダがいていいのだろうか。私たちに背中を向けて笹をむしゃくしゃ食べている。噛み砕く音がよく聞こえる。場所を移動したらパンダの横顔が見えた。横顔がかわいい!笹を食べる姿もかわいい。いつまで見てもあきない。係り員は暇そうに立っている。数名いた客はいつのまにかいなくなった。ほとんど貸切状態だ。何という贅沢なことだろう。
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その時、一匹のパンダが正面を向いたのだ。感激!上野のパンダの赤ちゃんが亡くなった時、泣いている人がいた。あの時は醒めた目でニュースを見ていた。でも今なら理解できる。パンダが世界で愛されるわけが。愛らしく見ているだけでも癒されるのだ。本当はもっといたかったけどパンダとさよならしてトラムに再び乗り込む。動物園を一周して運転手さんとの待ち合わせ場所へ。動物園に来て大大正解!  
 <子供たちが遠足に来ていました>
昼ご飯を食べた後、大通りに出てトゥクトゥクを拾い旧市街のターベ門まで行く。

運転手に行き先を告げ値段を聞く。高いと思うなら断り、OKなら乗ればいい。これがトゥクトゥク乗車の法則!渋滞している車の中をスイスイすり抜けていくトゥクトゥクは、上手に使えば観光客の便利なアシとなる。何より料金が安い!
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<チェンマイの公園にて お祭りの準備?>

お寺巡りも終えぶらぶら歩いていると、雨がぽつぽつ降り出してきた。
ここ数日、チェンマイは天候が不安定だと言う。蒸し暑いのはそのせいであろう。
歩き回ったので喉が渇く。食品店で水を買い、ついでにホテルまでの道を聞く。歩いて30分はかかると言う。暗い中、道に不案内な観光客が歩けば1時間はかかるだろう。
トゥクトゥクは探しているとなかなか見つからない。やっと拾ったトゥクトゥクが救世主のように見えたからゲンキンなものだ(笑)。

ホテルまで結構距離があった。雨が降っていたのでトゥクトゥクに乗れてよかった。ホテルに着き料金を払った。おつりからチップをいくら払おうかとトロトロしていたら、欧米人家族が近づいてきてさっとトゥクトゥクに乗り込んだ。運転手は私たちにもう目もくれず、彼らを乗せてあっという間に走り去っていった。
チップは実に悩ましい。トゥクトゥクにチップは要らないのかもしれなかった。

f0234728_19461824.jpg今日はチェンマイ最後の日だ。明日11:30のバンコク行きの飛行機に乗る。
国内線は1時間前に着かないといけない。空港にはホテルから30分。逆算すると10:00にホテルを出ればよい。ゆっくり起きゆっくり朝ごはんを食べられる・・・はずだった。だが、やっぱり貧乏性の私。朝の時間が勿体なくなってきた。チェンマイはなかなか来られないところ。空港と動物園は近そうだから飛行機に乗る前に動物園を見るのは無理だろうか。これはフロントのスタッフに相談するっきゃない。
<パイナップルライス&パパイヤのサラダ>
20分は待っただろうか。その間に何度も「もう自分たちで行くからいい」と断ったのだが、青年は「もうすぐ終わるから待ってて」と言う。

ようやく青年は順番がきて郵便物を出した。
一緒に外を出た。「車があるから行きましょう。」え!車!?歩いてレストランに連れて行ってくれるわけじゃないわけ?車はどこと見るとトゥクトゥクだった。またもやれた。
「宝石を買うつもりはないから。洋服も作るつもりないから。歩いていきますからもういいです」とトゥクトゥクへの積年の恨み(笑)を晴らそうとここぞとばかりに言ったが、青年は(はぁ?)とキョトン顔。「タダでいいですよ。」
そこまで言うならとトゥクトゥクに乗る。川から涼しげな風が座席に入って気持ちがよい。怪しい店に寄らなかった(笑)のであっという間にレストランに着いた。乗せてもらってタダというわけにはいくまい。気持ちばかり渡した。「ごめんなさいね。前にバンコクでトゥクトゥクに宝石店と洋服店に連れて行かれてから」と言うと青年は爽やかに「いいですよ」と笑った。

青年のお陰でトゥクトゥクアレルギーも治ったようだ。
学生さんのアルバイトなのだろうか。ワーキングプアなのだろうか。
人待ち顔でお寺の前にいるトゥクトゥクのおじさんたちとは雰囲気が違っていた。
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レストランの川沿い席は既に埋まっていた。
ウェイトレスに案内された席に着く。ずっしり重いメニューを渡されるが、いっぱいありすぎてどれを選んだらいいのかわからない。と、日本語が聞こえてくる。見れば隣の女性二人連れ。
「それ、美味しそうですね、何ですか」と聞くと「これはガイドブックに載っていたんですよ。」と本を見せてくれる。「でもちょっと頼みすぎたみたいです」。二人で持て余しているようだったので、ビールと大皿料理だけを頼むことにする。
ウェイトレスに「あれと同じのを下さい」。
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年配の女性がお手洗いに席をたった間に「お友達なんですか」と尋ねた。
「親子なんですよ」。二人の会話もていねいだったし体形も雰囲気もまるで違うのでまさか親子とは思わなかった。
「仲がいいんですね。」うちなんか娘と二人だけで旅行したら二日目で喧嘩だワ。「(母は)どこでも行きたがるんですけど、一人ではできない人だから」
タイ語を勉強するためにタイに半年滞在していたという娘さん。お母さんのさぞ心強いガイドになったことであろう。
前回のタイ旅行ではトゥクトゥク詐欺にあった。悪名高きトゥクトゥク詐欺なのにいまだに引っかかる人が後に絶えない、はい、私みたいな者がいるからですね(^_^;)。「いい経験になった」と思うようにするのだが、トゥクトゥクで半日連れまわされ時間がつぶれたことがやっぱり悔しい。タイに行った友達に「〇〇に行った?」と聞かれると「ううん、行っていない」と小声で答える自分。
そして連れて行かれたテーラーで作ったワンピース、物は悪くないのだが実はまだ一度も袖を通していない。野暮ったいし、どことははっきりわからないのだが体に合っていない。先日、思い切ってリフォーム店に持って行った。「襟周りにゆとりがありすぎますね。つまめば何とかなると思いますよ」と言われたがそのままにしてある。
外国で洋服を作るのはもうコリゴリである。
時間が無駄になった上に作った洋服も変となれば、トゥクトゥクにいい感情を持てなくても仕方があるまい。
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ところでワロロット市場は巨大だった。衣料品、食品、雑貨、生活必需品は全てここで揃うだろう。そして安い。菊の花、ナツメ、竜眼、レモングラス、スパイスなどが信じられない値段だ。だが量が多すぎる。こんなにたくさん買ってどうするのか。2年前にタイで買ったトムヤンクンのスパイスがまだ1袋冷蔵庫で寝ている。買うのはやめた、やめた。

市場のアーケードを出た。花屋が連なっていた。花屋ばかり数十はあろうか。この暑さで悪くならないのかといらぬ心配する。11月のチェンマイは過ごしやすい気候と聞いていたのに蒸し暑い。皮靴を履いていったのが間違いだった。足元が暑くて我慢できず、ホテルに戻ればあるのにサンダルを買ってしまった。履き替えて足は軽くなったが代わりに鞄は重くなってやっぱり暑い(-_-;)

f0234728_11541334.jpgガイドさんお勧めレストランは「市場を出てすぐ」のところにあるはずなのになかなかない。人に聞いてもやっぱり「すぐそこ」と指をさす。客待ち顔のトゥクトゥクの運転手が「乗せようか」と言ってきたが断ってまたとぼとぼ歩く。(本当にこの道でいいのだろうか)。
赤い服を着た青年と行き会った。道を聞く。すると彼は「5分で済むからここで待ってて。レストランまで連れて行ってあげるよ。」と建物に入っていく。親切な人だ。だが5分過ぎても出てこない。そのうちお手洗いに行きたくなった。建物に入る。そこは郵便局らしかった。青年はまだ順番を待っているようだった。お手洗いの場所を職員に聞く。