<   2013年 04月 ( 18 )   > この月の画像一覧

友人のお母上は90歳である。頭はしゃんとしてみえる。80歳を超えてからPCや携帯を覚え、使いこなす毎日だ。
目は悪いが日常生活に支障がくるほどではない。足腰も丈夫で一人でバスや電車に乗れる。
お母上は弟さん家族の近くで一人暮らし。友人は月1回上京して様子をみる。

「あそこが痛い」「ここが痛い」はお年寄りの口癖だが、お母上はお元気でどんなに幸せだろうかと思う。
ところがお母上はどうやらそうではないらしい。丈夫なのが悩みだというのだ。
丈夫なので周りが誰も気遣ってくれない。だから寂しい。
介護保険を払っているのに、デイサービスもショートステイも利用できないのも大いに不満らしい。
寂しいから注目してもらいたくて突飛な行動をとる。
友人はお母上の思いつき行動にいつも振り回されている。
体がいうことがきかなくて寂しい。でも元気であってもやっぱり寂しい、いや元気だからより寂しい。
お年寄りの孤独は深い。
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<観覧車から眺めた夜景>
映画『舟を編むの公開に合わせたとしか思えないタイムリーな放送(NHKBSプレミアム)だった。
辞書芸人、サンキュータツオが講演で、三省堂から二冊の小型国語辞書が出ている、なぜか、同級生で友人だった二人が喧嘩別れをしたからだと言っていたが、その経緯が再現ドラマでよくわかった。

東大でそれぞれ国語学、言語学を学んだ見坊豪紀と山田忠雄は友人だった。
三省堂の面接試験で二時間、辞書作りの信念をアピールした見坊は見事、入社。辞書編纂を任せられ、友人、山田に用例の校正を頼む。こうして世に出た辞書は『明解国語辞典』(略して明国)。
見坊が生涯、採集した用例は実に145万。これは寝食以外の時間を全て費やさないと到達できない数だった。見坊は用例採集に没頭するあまり、語釈に手をつけられず15年にわたって第三改訂版を出すことができない。業を煮やした三省堂の依頼で山田忠雄が主管となる。長年、見坊の助手に甘んじていた山田は、独自の語釈で『新明解国語辞典』を発行。その序文の『見坊に事故有り・・・(辞書を刊行することになった)』の記述を目にして怒り心頭の見坊。
実は『事故』には「都合が悪いこと」の意味があった。見坊が編み出した辞書の『事故』にはその語釈はなかった・・・。見坊はその後、『三省堂国語辞典』(略して三国)に専念。語の解釈の誤解がきっかけで二人は袂を分かち、二度と会うことがなかった。

語釈、用例を通して、二番手に甘んじた山田は積年の恨みを果たす。
上:形の上では共著になっているが(新明解)
実に:助手の職にあること実に17年
不遇:実力は十分にあるのに世間では認められないこと
ふつふつ:・・・欲望・意志・感情などが発酵に発酵を重ね、爆発寸前に至ることを表す

しかし時を経て二人の感情に変化が訪れる
ば:山田と言えばこのごろ会わないな(三省堂国語)
畏友:尊敬している友人
実に:この良友を失うには自分にとって大なる不幸・・・~夏目漱石(新明解)

ことばの魔力に魅せられ、ことばで傷ついた二人だが、心の奥底ではお互いを求め、畏友だと認め合う。だが、もはや紙に書かれたことばでしか対話できない。言葉を生業としているのに学者とはなんと厄介なイキモノなのだろうか。
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<観覧車~刈谷ハイウェイオアシス>
語釈:遊園地にある、子供から大人のための大型遊具。ゴンドラに乗り込み、閉じ込められた空間の中で眺めを楽しみ、空中を一回転して元の場所に戻る。夜の眺めは殊に幻想的。
用例:夜行観覧車
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<台中のレストラン>
「おめでとう」(日本語で)と言ったら笑顔で返してくれました。
披露宴会場をのぞいたら、とってもカジュアルな雰囲気でした。

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<トイレ休憩したドライブイン>

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<九份>
台湾にも桜が!あと少しで黄金神社に着けたのに時間切れ。途中、引き返しました。残念。

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<士林夜市>
ここでもキティーちゃんが大人気!

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<士林官邸公園>
ペットの豚を連れてお散歩する女性。みんな振り返って見ていました(^'^)。

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<桃園国際空港CDショップ>
旅行中、時間があれば必ずのぞくCD&ブックショップ。店員さんのお勧めの『林俊傑』を買いました。
J-POPコーナーになぜかKARAや少女時代も。
台湾で大ヒットした映画(『タイタニック』に次いで台湾映画興行成績第二位)『海角七号』で流れていた中孝介、他に徳永英明、福山雅治、桑田圭祐、ユーミン。若手ではEXILE、いきものがかり、きゃりーぱみゅぱみゅ、そしてなぜかファンキーモンキーベイビーズなど。日本とほとんど時差がないですね。
数年前、台湾に行ったとき、淡水の海岸では安室奈美恵の曲が流れていました♪


個人旅行は自由に動けるが一つ一つ決めないといけない、グループ旅行は集合時間などは窮屈だが、スケジュールはお任せ。これは楽チンでした。
一緒に旅行した人たちは以前からよく知っていましたが、5日も一緒に行動していると自然、素が出てきます。意外な面もわかり面白かったです。旅行につきものの(!)夫婦げんかも仲間のお陰であまりしなかったです(笑)。皆さん、ハードなスケジュールなのに好奇心も胃もタフ!なのに感心しました。
そして計画を練って我々をお世話して下さった台湾の方々。きめ細やかなおもてなしに感謝です。持ちきれないくらいのお土産までいただいてしまいました。
言葉が通じなくても気持ちは通じます。空港のゲートに入るまでずっと手を振ってくれ胸が熱くなりました。
さあ、今度は私たちがおもてなしする番です。
あまりお金を使わず(身の丈に合ったおもてなしという意味)、心を配り頭を使います。喜んでいただくにはどうしたらいいのか、第一回作戦会議をしました(^_-)-☆。
「いいから入りなさい」「疲れがとれますよ」と私たちに何度もスパ(温泉)に誘うTさん。
三日目は礁渓温泉に宿泊だ。宿は老朽化した(?)ひなびた温泉ホテルだ。
ホテル屋上にスパ(温泉)があるという。但し、スパに入るには水着、水泳帽を着用しなくてはいけないらしい。

台湾の温泉と言えば想い出がある。
数年前、始めて台湾に行ったときのこと。
台北から地下鉄に乗って北投温泉に行った。駅を降りしばらく歩いてもお目当ての露天温泉浴池がない。前を歩く男女二人も温泉浴地を探している様子。なら一緒に探しましょうと連れだって行った。この二人が香港から来たご夫婦だった。
露天温泉浴池の中を見ることはできたが、営業時間外だったので入ることができなかった。温泉は塀で囲んであり、階段状になっていた。北投の町の通りの道の両脇には日本風の名前がついたホテルがつらなっていた。ホテルの中は見ていないのでわからないのだが、少なくとも露天温泉浴池はすごく入りたいと思うようなものではなかった。

そんなわけでTさんに強く勧められてもさほど心が動かなかった。水着がないと言うと、Tさんはフロントで売っていると言う。家にあるのに勿体ない。しかし、たまたま水着を持ってきた夫は入る気満々でいる。「体験料と思ったらいい」と私に言う。水着はセール価格で2,000円程度だった。日本で着れるデザインでもないので高いか安いか微妙な価格だ。だが台湾の温泉に入る機会はそうないだろうと思い、買うことにした。それにTさんは「昔は北投温泉が一番有名でしたが、最近は水枯れでね、今はこちらが台湾一なんですよ」とまで言う。

エレベーターで最上階で降り、階段を上がる。
更衣室がない!仕方がないのでトイレで、買ったばかりの水着に着替える。洞窟を模した壁。スパにはTさん一人しかいなかった。ホテルの人もいない。Tさんは浴槽につかって気持ちよさそうにジェットバスを使っていた。
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隣のプールには浮き袋らしきものが置いてある。夏なら家族連れでにぎわうのであろうが、人がいない今はうらびれ感がする。スポーツクラブやビジネスホテルのお風呂の方がマシだ。
最近のスポーツクラブやビジネスホテルのお風呂には露天風呂もついている。更衣室も完備している。
しかしTさんがしきりに「いいお湯でしょう」と言うので「・・・ええ」とちょっと口ごもって答える。温泉は炭酸泉のようだ。匂いはないがぬめりはある。私も真似してジェットバスを使うが、一つは故障していた。
湯だってきた。湯船から出て窓際に行く。ガラスがはめていないので空気が気持ちいい。見下ろすと温泉ホテルのネオンが光っている。
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<温泉街>

ここが台湾一の温泉?!
ならば日本の温泉はやっぱり世界一。Tさんたちには日本の温泉に是非入ってもらいたい。
Tさんは「ゆっくりしなさい。」と言いスパを出て行った。
夜11時。スパはもうすぐ閉まる。今からはもう誰も入ってこないだろう。今度はサウナ室で着替えた。

*翌朝早くスパに行ってみた。鍵はかけてなかったが水は抜いてあった。写真はその時のもの。
どんなによくできた映画でも映像になると原作とは多少となりイメージが違うものだ。
ところが『舟を編む』、最初はミスキャストではないかと思った馬絞(マジメ)役の松田龍平が全く違和感がない。運動とは無縁の、筋肉のなさそうなヒョロヒョロした体つき、前かがみに歩く猫背の後ろ姿、クタクタの背広、ダサい眼鏡。自信なげな声の出し方。松田はイケメンオーラを消し去り、さすが役者としか言いようがない。
チャライ西岡ときたらオダギリジョーと途中まで気づかなった。
辞書作りに生涯をささげた学者肌の松本は加藤剛しか演じられないだろう。
それほどほとんどどの役も原作のイメージを壊していなかった(ただヒロインだけはちょっと惜しいのだが)。
所々、挿入される海のシーン、押し寄せる波の音は映像ならではの表現が加わった。カットしている原作部分も勿論あるのだが、多くを語り過ぎない台詞や描写がいい。それでいて随所に細やかに丁寧さが感じられる。派手なハリウッド映画とは一味違う邦画を見直す。

それにしても辞書作りとは・・・こんな地味なテーマがよく映画になったと感心する。
この本を映画化にしようとした製作者に全く敬服するしかない。

人付き合いが苦手、気持ちを言葉にするのが苦手な世間では「オタク」と言われる馬絞はKY人間。
だけど思い込んだら一途。好きなことは寝食忘れて没頭する集中力。人も驚く知識の量。
馬絞のような人はあなたの周りにいないだろうか。
世の中の科学技術の発達はそういう人たちに支えられている。
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馬絞の、松本の、西岡の妻も「舟」を編む。
紙を作る人、用例チェックする大学生。宣伝する人・・
辞書作りにかかわった多くの人たちの熱い想いによって舟は編まれて私たちの手に届く。
言葉の大海に溺れないように、心を表す言葉を見つける羅針盤となるために・・・。
「皆さん、『舟を編む』の映画を見ましたか?
現実は文系男子にはヒロインいない、友達いない、ただ本が増えていく・・なんですけど(笑)ね。」
壇上に国語辞書をズラ~ッと並べて話すその人はサンキュータツオ。
2012年、本屋大賞を受賞した『舟を読む』関連で最近、マスコミでよく見聞きする辞書マニアの芸人だ。
「映画の中でなるべく新しい言葉を入れようとする松本教授がでてくるが、ははぁ、これは私立大学系~三省堂系とピンときた。199●年の話なのに教授の書斎に2004年出版の辞書があった」と辞書マニアならではの細かいエピソードで聴衆を笑わす。

ところで私は今、国語辞書を三冊持っている。『学研現代国語辞典』『小学館国語辞典(子供向き)』と『語感の辞典(岩波書店)中村明』だ。
前の二冊は必要に迫られて買ったものだが『語感の辞典』は朝日新聞に紹介されていて買い求めた。
辞書は客観的に書かれたものと思っていたが、『語感の辞典』は全く異なる。
何時しか:「いつの間にか」の意で、主に文章中に用いられる古風で思い入れたっぷりな表現。

どうです?この主観たっぷりな解釈(笑)。こんな辞典は他にあるまい。

サンキュータツオは早稲田大学で中村明の門下生だった。
「早稲田大学院卒業まで14年かかった。学資借金が500万!まったく実家暮らしでなければやっていけなかった。」芸人の傍ら一橋大学留学生に日本語学を教えているサンキュー氏。「教授としては留学生にはなめられないように」「芸人としてはいい加減に」をモットーらしく講演前半は辞書をめぐる話を芸人トークで笑わせ、後半は学者らしく講義する。

保守的オーソドックスで古文に強い『岩波国語辞典』。
「モトカレ」「パワハラ」など生きた言葉を入れることに積極的、時代を映す鏡であることを目指す『三省堂国語辞典』。
一言多いユニークな語釈の『新明解国語辞典
(例えば有名な項目 動物園:生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕えて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設)
留学生に勧めたい基本に忠実『基礎日本語辞典』。サンキュー氏は是非、目を通ておきたいのが辞書の『序文』と言う。
辞書の自己紹介ともいえる序文にこそ編者の目指す哲学が「編み」こまれているからだ。
「大学生に下請けさせ、パッチワークする芋辞書(広辞苑?)とは違い、ゼロから作り上げた辞書」と自負する『新明解』。本当にそんなことが書いてあるのだろうか。書店で『新明解』を確かめたい。

講演後半は国語辞書の歴史を紐解く。
近代国語辞典』は「いろは」から「あいうえお」順にしたのが画期的。福沢諭吉は下足番でも「いろは」なのに「あいうえお」順とはけしからんといい、出版祝賀会に来なかった。意外に料簡の狭い奴だと福沢諭吉大先生もサンキュー氏の手にかかると形無しだ。

サンキュー氏は基本語(日常生活でよく使う言葉)を見て、自分の感性に合うのを探すのが辞書選びのポイントだとアドバイスする。
漢字、ひらがな、カタカナと世界でも類を見ないビジュアル系言語である日本語。さあ、国語辞典を引こう!めくるめく世界が待っている!サンキュー氏は辞書引きの楽しさに誘う。

講演終了後、サンキュー氏の著書『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』にサインしてもらった。先着30名様限りのファイルも見事ゲットした。
印税も入ることだし、学資ローンも払い終わるのももうすぐですね?サンキュー氏。それともネタかな(笑)。

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<台湾 宜蘭観光農園にて>

*サンキュータツオと『舟を編む』の三浦しをんとはたまたま早稲田の同期生だったということだ。
『生徒』と『学生』はどう違うか?
小学生は『生徒』。中学生と高校生は両方使うかな。大学生なら『学生』。
ところが主婦になりカルチャーセンターになると生徒さん。お年寄りになって公民館で教えてもらうのも生徒さん。と一見、同じような言葉でも用例を挙げて違いを見つけていくのが意味分析。私たちは直感で使い分けているが、例を探して帰納法的に二語、あるいは複数の言葉の差異を追求していくのが言語学者。言葉に敏感な人たちと言えば聞こえがいいが、ああ、「あ、この言葉の意味は?これはどうだろう」と話の途中でも一々立ち止まるしち面倒くさい人たちだ。
辞書とはそんな面倒くさい人たちの気の遠くなる作業で成り立っていることを書いた本が今、話題の『舟を編む』である。

面白かった。マニア本か職業本と思いきや読んだ後に胸が熱くなった。
言葉の大海原に溺れないようにするには船頭さんがいる。
辞書作りに携わる人たちはいわゆる船頭さんだ。
どの船に乗るか、どの船頭さんを選ぶかでどうやら見えてくる言葉の景色が違うようだ。
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<台北 国父記念館ライブラリーで勉強する人たち>

辞書の『編纂』、つまり辞書作りは『編む』動作。
『編む』は素敵な日本語ですね!
国父記念館にギャラリーがあった。
たまたま開催されていた『陳正雄 木彫刻展』に入った。
僧や観音像もあったが、市井の人の彫刻が見ごたえがあった。何と言っても表情が実によい。ほっこりあたたかい気持ちにさせる。
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<2012 木彫芸術創作 陳正雄 木彫創作集カタログより>
友達夫婦はこの木彫の前で同じポーズをとり、Tさんに写真をとってもらっていた。

Tさんは83歳である。今回、私たちは彼にどれほどお世話になったことだろう。一生懸命、手持ちの日本語で説明しようとしてくれて「親切」とは彼のためにあるような言葉だった。いつも朗らかなTさんはムードメーカーでもあった。Tさんは昨年、奥様を亡くされている。だが、悲しみにくれず毎日、明るく楽しく過ごすことが奥さまへの一番の供養だと言ってみえた。

Tさんはこの秋、日本にみえる。彼に再び会えるのを私たちは心から楽しみにしている。
台湾には屋台がたくさん出ている。
屋台をぶらぶらひやかすのも旅の醍醐味。
「安いよ、安いよ」「美味しいよ」と通り過ぎる人を呼びとめる。

花生糖加冰淇淋(アイスクリームとピーナッツヌガーをくるんだクレープ)、タピオカ入り緑豆豆乳、釈迦頭(フルーツ)、豆花(豆乳プリン)・・・・
日本ではお目にかからない珍しいものを見つけ、ちょっとでも立ち止まったら、さぁ!大変!
台湾の人がいつの間にか私たちに買ってくれる。
ありがたいやら申し訳ないやら。
だから・・
屋台では「足を止めてはいけない」のです。

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<釈迦頭>
*釈迦の頭のような形から名付けられた。まったりした濃厚な味
カラオケが嫌い。
換気の悪い空間が嫌い。
下手な歌を人に聞かせるのが嫌い。
素人の歌を聞くのが嫌い。
聞いている振りして次に何を歌うか考えるのが嫌い。
だが、会社勤めの時はそう言ってはおられなかった。
毎年、忘年会シーズンになると気が重かった。
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ところで台湾旅行。
貸切バスにはカラオケが備えてあった。
こちらは中国語が話せない。向こうは一人を除き日本語が話せない。
その溝を埋めるのがカラオケだった。

バスの中は期せずしてカラオケ大会となった。
台湾グループの歌の上手いこと!
のびやかな声で軽快に、しっとりと聞かせる。
日本語は話せないのになぜか日本語の歌も上手だ。ひらがな歌詞が台湾的!
つられて日本人グループも歌う。振り向くとカラオケ苦手な友達だ。「歌うっきゃないでしょ」と彼女。
そう、そう。国際交流に沈黙は禁物。こぶしのきいたど演歌が台湾グループに大受けだ。
高い音は出ない、テンポの早いのもダメ。私でも歌える歌はと分厚い曲目リストから必死で探す。

もしかしたら私、一生分歌ったかも。
歌うって悪くない。
ボイストレーニング行こうかな。冗談だけど、半分本気。
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<台中・ガラス博物館>