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私は悔しい。『恋する輪廻』も『きっと、うまくいく』二つとも面白くて素晴らしい映画なのに、上映館数も上映回数も少ないのがとても悔しい。

「ハリウッドを超えるのはボリウッド」というのに周りの関心は今ひとつだ。もっと多くの人に見てもらいたいのに、小規模公開が残念でたまらない。
「インド映画を見に行く」と言ったら友人は「インド映画って歌って踊る映画だよね」と少々含みのある反応だった。
『恋する輪廻』は豪華で楽しくてワクワクドキドキする映画だったが、私たちがもっている従来の「踊って歌って」のインド映画の枠から確かにそう大きくは外れていなかった。
しかしながら『きっと、うまくいく』は現代のインドを描いていながらユニバーサルな映画だ。若者が抱える進路の悩み、学問、親との葛藤、恋、友情・・どこを切り取っても共感し共鳴する。

原題は3 IDIOTS(3馬鹿)
経済発展の著しいBRICsの一国であるインド。近年、IT産業も急成長を遂げている。
大学はエリート集団を創り出し、IT産業にも人材を送り出している。
劇中の工科大学にはトップの学生が集まる名門大学だ。しかし受験戦争に勝って大学に入っても安閑としていられない、大学入学は熾烈な競争社会への入り口に過ぎない。「蹴落とすか蹴落とされるか二つに一つ」と学長は学生に叩き込む。日本と同じですよね。いや、良い成績を取ることよりも就職活動に重きを置く日本の学生よりももっとプレッシャーを受けているだろう。
劇中で学生はより良い就職口を得るために点数を取ることだけにあくせくする。学校は生徒に知識の詰め込みを強要し就職の実績を上げようとする。だが、ランチョーは異色の学生だった。入学早々、寮での上級生からの理不尽ないじめの洗礼にも機転を利かして逃げおおせる。異論があれば学長にもたてつく。その発想は何にもしばられない。悪友ファルハーンとラージェとおバカな悪戯をしては問題を引き起こし学長に目の敵にされる。学長とランチョーはバトルを繰り返す。学長は親にメールを書き退学勧告をする。親の期待を裏切ることができない彼らが一番恐れていることだ
エリート大学には恵まれた人たちばかりが行ってはいない。自分たちの生活を犠牲にし子供に一縷の望みをかけている親たち。親の期待が重くのしかかる。本人の資質や希望は無視だ。ランチョーの口癖は「きっとうまくいく」(All is well)。家が貧乏で全てにおいて臆病になっているラージェ、本当は写真家になりたいのに父親に背くことができないファルハーン、ランチョーは「後悔のない人生を選べ。きっとうまくいく」と友達を励ます。天才肌で学問を愛するランチョーは主席を取るが、卒業後、突然姿を消す。
10年後、ランチョーが街に戻ってくると聞いて二人は母校に向かう・・・最後にどんでん返しがあって170分。
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あらすじを書くと硬い映画のようだが、全然そんなことはない。客席から時折おきる笑い、スピーディーな場面切り替え、唐突に入るシュールな踊りと歌(笑)、広大で美しい自然場面が飽きさせない。後半は三人の厚い友情と、親子の情愛に泣いてしまう。だが、基本、カラっとしているテイストなのでしめっぽくない。悲しい場面をサラっと描いてあり高度な脚本力を感じる。
宗教的なものからかラブシーンも下ネタも節度があるので嫌らしくない。面白くて楽しくて情もあってストリー展開に意外性があって、全くもってインド映画の虜になりそうだ。
だが問題があるとすればインド映画の長さだ。『恋する輪廻』は途中休憩があった。『きっと、うまくいく』もちゃんと途中休憩があった。画面上はね。でも映画館は無視したのだ。男女兼用のトイレが一個しかない映画館だから致し方がないのだが。座席後部からの空気清浄器の風がガンガン当たり体が冷えてしまった。終盤はトイレ我慢で苦しく、エンドロール途中で泣く泣く席をたちトイレへと駆け込んだ。

インド映画を見る前には飲み物を極力飲まず、暖かい恰好をして臨むべし。
今日の教訓です。
f0234728_17431192.jpg何か違う自家製ピクルス
酢に水を加えた。
レストランのピクルスになった。

インド帰りの友達に
チャイを教わった
ミルクに水を加える
それだけで
自己流チャイと全然違った。

なかなか出せなかった味が
水を加えただけでほんまもの。
そうか、そういうことだったのか。

水は薄めるだけじゃないんだね。
ものすごく面白かった。
腰も痛くならず3時間があっという間。途中休憩(5分あったのですよ!)が全く必要なかった。
壊れたトイレの扉、カバーが破れた椅子、折り畳みの補助席。ロビーは古いソファー。昭和な映画館にかかる”印度電影”。

昔、ここでインド映画を見た。そう、一世を風靡した『踊るマハラジャ』だ。
その後、『モンスーンウェディング』や『スラムドッグミリオネラ』等を見たけど、やっぱり私にとってインド映画と言えば歌って踊る極彩色映画『踊るマハラジャ』。吉幾三そっくりの主人公が恰好よく見えてくるからあら不思議、インド映画マジックだった。
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『恋する輪廻』はチラシを見た時から行きたかった。
でも家から遠い、昭和な映画館で三時間、一日一回、二週間のみの上映。
だが、悪条件にもめげず頑張って見に行った。

あらすじ: 1970年代のボンベイ(現ムンバイ)で、端役の青年オーム(シャールク・カーン)はスター女優のシャンティ(ディーピカー・パードゥコーン)に思いを寄せる。実は、極秘で結婚していた彼女はお腹に子どもまで宿していたが、プロデューサーの夫に疎外されていた。ある日、シャンティがいる場所のセットで火災が発生。オームはシャンティを助けようとして炎の中に飛び込んでいくが……。(Yahoo映画!より)

ベタな恋愛映画と思いきや、途中からサスペンスあり、ぞーっとして鳥肌がたつホラー場面あり・・と意表をつく展開になった。
思いっきりお馬鹿で、思いっきり楽しくて、思いっきり派手で、ハラハラドキドキ場面もあって最後は正義は勝つ。勧善懲悪。後味すっきりだ。
泣けて笑えて手に汗握って、映画は昔こういうものだった。
手描きの看板がかかっている映画館。券を握りしめてワクワクして中に入る。終われば「楽しかったね」と連れと言い合う。目元にはうっすら涙の筋。
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<映画.com>
こんなに面白い映画、小さな映画館で上映なのが勿体ない気がするが、レトロな雰囲気の映画館でかえってあっていたのかもしれない。

基本的にはマハラジャと同じ歌って踊って映画だが進化も感じさせた。
まず主人公のシャールク・カーン。少し前に見た『図書館戦争』の岡田准一にソックリ。吉幾三から岡田准一へとイケメン度バージョンアップ(笑)。
ディスコダンスなどコンテンポラリーなものも取り入れている。
『オペラ座の怪人』の仮面舞踏会のようなシーンは踊りというよりブロードウェイミュージカル。
CGを多用したアクションシーン。
進化するインド映画のパワーを感じさせた。

楽しくなりたいならお勧め映画です。

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以前、たまたま買い求めた映画雑誌。主役のシャールク・カーン特集してあった。
娘が工作で作った木箱が出てきた。
蓋にピノキオが彫刻刀で彫ってある。
しっかりした作りなのだが、かぶせ蓋でないので開け閉めがしにくい。

ホームセンターで蝶番を買ってきた。
蓋と本体を隙間がないようにピッタリ合わせ、蝶番をつける。
蓋を開ける。問題ない
蓋を閉め・・・きちんと閉まらない。

なるほどね、そういうことだったのか。
今度は少し空間を開けて蝶番をつける。
蓋を開ける。閉める。問題ない。
f0234728_18393886.pngGoogle先生に聞いてみた。蝶番の厚さ分を削るのが正しい取り付け方法らしい。ま、どちらにせよ、二つの「物」を上手くくっつけるにはピタピタに合わせずに削ったり、空間を作ったりするのがよいということ。

「物」を「者」に置き換えれば、人間関係でも言えるなと思った次第である。
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いつもと違うステージ
新しいアルバムを聞いていない自分は面食らう

音の粒粒が
不安にさせる
微妙に早いリズムが
心臓の鼓動のようで落ち着かない

リラックスできない
今日の大橋トリオはロハスじゃない!

個性的すぎる新サポメンとの
噛み合わないMCはツアー初日だけのせい?
攻撃的な会話のやりとりがあまり笑えず
・・・疲れる

ぶかぶかワイドパンツをはいて
トレードマークのシルクハットはかぶらずに
帽子男子は肩すかし。
今日の大橋トリオはファッショナブルじゃない!

今までのカラーをぶっ壊す
ロック仕様の“plugged” LIVE
大橋トリオは意外に男っぽくオレ様なのかも。

最後はピアノで締めくくったけど
まったりじゃなかった。
今日の大橋トリオを
私はまだ消化できない

でも、もしかしてそれは
“癒し””まったり””オシャレ”な三語に括られたくない
大橋トリオの狙い通り!?


*画像は大橋トリオ公式HPより