<   2014年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

日本人と結婚している中国人女性が、韓国人女性に尋ねた。
「日本と韓国とどちらが好きですか」
韓国人女性はご主人の仕事の関係で日本にやってきたばかりだ。

2月22日は「竹島の日」。パク・クネ大統領の「陰口外交」。日韓首脳会談が未だ開かれない異常事態。
彼女がどのように応えるか周りも固唾を飲んで見守っていたら・・・
「日本の方が好きです。」
「姑が離れているから(韓国にいるから)」。
一同、大笑い。上手く切り返した彼女の機転に感心した。

歴史解釈は違えど、嫁姑感情は日韓共通のようだ(笑)。

「私は金メダルを失ったのではない。銀メダルを獲得したのだ」
「私はオリンピックで金メダルをとるのが夢だった。
夢をつかむのがスポーツなら、夢に届かないのもまたスポーツ。
でも、夢をつかむ為に精一杯努力することこそがスポーツなのだ。
私は今まで精一杯努力した。だから夢をつかめなくても悔いはない」
                  (長野オリンピック銀メダリスト クワン選手の言葉)


昨日は日本国民皆ため息をついたが
今日は日本列島に感動の嵐をもたらした浅田真央選手

滑り終え、あなたが流した涙は
金メダルより美しく
きらきらと輝いている

ありがとう。
浅田真央選手とクワン選手のお陰で
今日一日が幸せです


『タイタニック』も見ていない私にとって、この映画が初ディカプリオ。喜んでいいのやら悲しんでいいのやら。あのレオ様が、といってもあのレオ様もこのレオ様も知らないが(笑)、今までの顔をかなぐり捨てて挑んだ映画が『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。
公開直前にR18指定になったのもさもありなん。文字にも表せない放送禁止用語の連発。全編の7割がドラッグ漬けの酒池肉林、乱痴気騒ぎ。トラウマになりそうなシーンの脂っこさに今も胸焼けする。
だが、あの淀川長治氏も言っているではないか。「どんな映画でも良いところはある。あのシーンのチョコレートが美味しそうだった」と。

ディカプリオの突き抜けた演技が、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているのも納得だ。ただ本当に受賞できるかどうかは疑わしい。あまりに作品がぶっ飛び過ぎだからだ。
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<映画.comより>

学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ・・・業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。(Yahoo映画より)


この映画は実話である。

証券詐欺と資金洗浄で20年の刑を受けたジョーダンは司法取引によりわずか22ヶ月の服役。お金の力で快適な刑務所生活、出所して出した二冊の本がベストセラー、今はファーストクラスで世界中を飛び歩く売れっ子『モチベーショナルスピーカー』。講演会で起業家たちを前に話すジョーダン。
聴衆がマジックのようにジョーダンの言葉に魅入られていく様は、ネットワークビジネスがアメリカ起源であることを思い起こさせる。
転落が転落にならない予定調和無視のストーリーは拝金主義、アメリカのひずみから生まれるのか。
勧善懲悪なんてどこ吹く風、二度の離婚にもかかわらず、傍らには美しいフィアンセをはべらかす。
さすがにドラッグはやめたようだが、贅沢三昧をしても滞る返済。反省の見えない生活ぶり。この映画のヒットで被害者はどう出るかはわからないが。
この世の精算がこの世でできない不条理さ。だから人々は天国で精算するキリスト教を信じるのかとさえ思ってしまう。

ジョーダンも周りの人間も浴びるように飲んでいた薬物乱用が恐ろしい。薬でヘロヘロになったディカプリの台詞まわしがリアルすぎだ。
好きだったドラマ『glee』のフィン役俳優が薬物乱用で亡くなったのも記憶に新しい。
あの好青年がとショックだった。
つい先日、演技派俳優で知られるフィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなったが、死因はやはり薬物乱用によるものだった。
日本も他人事ではない。
薬のネット販売解禁は薬物乱用につながりはしないだろうか。


友人に「よりによってなんでこの映画をチョイスしたの?」と言われた。
確かに下品で俗っぽい成金映画。お口直しが欲しいが、見て損をしたとは思いたくない。
例え冒した罪に対して報いる罰が少なかろうと、人間の欲は果てしなく、人間とはかくも弱く愚かなものだと教えてくれる映画である。
ない!ない!草履がない!
タタキに無造作に脱いである履物から一つ一つ探す。
違う。これも違う。
誰か間違えたのか
隠したのか・・・
古びたサンダルがあった! 仕方がない。とりあえずこれを履こうか。
嫌だ。着物が泣く。
珍しく着物を着て友達に褒められて、さあ、出かけようとしたのに
脱いだ草履がない!

は!そこで目が覚めた。夢だったのか・・・
喉はカラカラだ。
着物なんてずっと着ていないのに
妙にはっきりした夢。

前にも見た。それも一回や二回じゃない、草履じゃないけど靴がない夢。
学校の玄関、体育館の下駄箱。
履いていた靴がなくなり、焦って探し回っている夢。

気になって検索した。
”靴を探しても見つからない”夢の意味は
「社会的な基盤・アイデンティティーや自分の居場所を見出せない状況」

そうかもしれない。今の私・・・

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<クラゲ 京都水族館>
前シーズンは低調だった。トップ10を男女同数に選ぶ方式にした結果、才能豊かな女性が埋もれてしまった。対し男性陣はパッとしなかった。ある男性挑戦者は歌詞は忘れる、音を外す。だがイケメン(?)な上に障害があるので同情票も加わり、明らかに実力不足なのにしぶとく上位に残っていた。
ファイナリスト女性二人は歌唱力があったが、絵的に地味で今一つ盛り上がりに欠けた。
ニッキーとマライアの確執は審査員席の緊張を生んだ。期待された歌姫マライアの批評は凡庸で、せめての楽しみはファイナルのゲスト出演だった。だがなんということだ。世界が注目する大舞台であり得ない口パク(疑惑)。白けてしまった。
かつてのお化け番組もアメアイ史上最低の視聴率にまで落ち、アメアイももうここまでかと思われた。
が、さすがですね。FOX!生まれ変わって戻ってきましたよ。
サイモン去った後のアメアイの顔だったランディ・ジャクソンの降板。
ランディは「僕ってきれい、チャーミング」発言をするのですね。
イケメンはそんなことは言わないので勿論、ジョークなのだが時々くどかった。
居残り組、真摯な批評が好感度高いキース・アーバン、カムバック組に、華あるジェニファー・ロペス、新しくハリー・コニックが加わった三人体制。見た目も麗しいドリカムユニットだ。
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<FOX公式ページより>

記念応募の勘違い挑戦者に無駄な時間を割かず、サクサク進める編集がスッキリしている。
審査員三人のチームワークは抜群。やっぱり仲が良い方が見ていて楽しい。

さあ、一番楽しみなハリウッド予選、ハリウッド予選では人間臭いドラマが進行する。もめたり決裂したり泣いたり・・・ぶつかり合いながら曲を作り上げていく。協調性だけではダメだ。自分の個性を出して目立たないといけない。

まずは大甘なジェニファーロペスのお陰でたくさん残った挑戦者を倉庫のような建物に集める。
ハリウッドGoサイン2つ(審査員3名)しかもらえなかった挑戦者を再度歌わせ、ふるいにかけるというわけだ。
ハリーが「やってよかったよ。残すべき人がわかった」と発言。
これを考え出した人は偉い!いつもなら二日かかったソロ審査が一日ですむ。
二日かけるとグループ審査への準備期間に不公平になる。
前シーズンは一日目と二日目合格者と混ぜたりと試行錯誤していた。

グループ作り~練習~本番へのドキュメントはいつもハラハラどきどきさせる。自己中行動したり仲間内のメンバーの不平不満を言ったら視聴者投票で不利だと思うのだが、そこは主張するアメリカ人。聞き手が上手いのかつい素をさらけ出す。差し迫った状況で視聴者の好感度まで考え及ぶ余裕がないのだろう。

歌詞が覚えられず掌にかいてカンニングする者が続出した前シーズンの反省からか、「歌詞を忘れたらみんなでサポートするのよ」とジェニファーが声をかける。
今回の三人のアドバイスは愛に裏打ちされた厳しさがある。

落ちた者が「なぜ落ちたか説明してほしい」と食い下がる。「半分は落とさなくちゃいけないのよ、わかって」というジェニファー、だが納得しない挑戦者、そこでハリー「じゃあ、説明しよう、君はいつも下を向いていた。スターになるものは下を向いて歌ってはいけない」。なぜ落ちたか理由をきちんと説明する姿勢が好ましい。
挑戦者は礼をのべ立ち去った。「彼は才能がある、アドバイスを理解して来シーズンにもどってくる」と審査員たち。次なるステップへとつなげるには、欠点をぼやかしてはいけないのだ。
予選で自作の曲をもってきた挑戦者がいた。とても耳に心地よい歌だったのに落とした。
男性二人がNOとしたからだ。ロペスは「(落としたことを)後悔するわよ」。私もなぜ落としたのかと解せなかった。しかしハリーはブレない。「自信を持って歌わないといけない」と伝える。
キースは「切実さ、がむしゃらなものが伝わってくる」挑戦者に評価が高い。

「歌唱力だけではダメだ。個性が光っていないと」
「既成の曲に自分たちの味付けを加えることが必要」
「体調の悪いことを歌えない言い訳にはしない」
三人のコメントに説得力がある。

番組では時間の都合上、全てのグループの歌は紹介しなかったのだが
とりあえず聞いた中で印象に残ったのは
透明な声が魅力のマジェスティ
軽やかな歌声に特異な才能を感じさせるケンジー
笑顔がチャーミング、ルックスもgoodなブリアナ
シーズン10のケイシーを彷彿させるアーティスト、アレックス
26歳で4人の子持ち、教会のワーシップリーダー、モーリス
教会の音楽関係の人は肩に力が入っている人が多い印象だが、モーリスは自然体なのがよい。
亡くなった最愛の兄に自作の歌を捧げたセイヴィオン。ズルい。つい感情移入してしまう。
16歳にして既に堂々たる風格、マラヤ・ワトソン

ブリアナとマジェスティの女子2人が私のイチ押しだ。+マラヤ(追加)
f0234728_1144627.jpg林芙美子と言えば『放浪記』。ギネスブック並みの公演回数記録を打ち立てた森光子の功績が大きい。だが、その後の林芙美子はあまり知られていないのではないだろうか。
井上ひさしは『放浪記』以降の林芙美子の半生を劇にした。

戦争中は前線記者として軍国小説、戦後は反戦小説を書き、時には変節の俗物として評される芙美子を大竹しのぶが熱演。
戦争は儲かる、日清戦争の補償金で産業が振興。戦争は国の描く物語。林も、お国のために喜んで命を捧げよと人々を戦地に、イケイケどんどんの小説を書く。しかし”太鼓たたいて笛吹いて“人は幸せになったか。戦地に赴いた兵隊の多くは餓死、病死。神となって靖国神社に奉られても、大黒柱を失った家族はろくに食べられないひもじい生活。
芙美子は戦後は一転、明るい小説を書くことを求められる。それが国の描く物語だから。
だが、芙美子はもう同じ轍を踏まない。傷痍軍人、戦争未亡人、戦争孤児に焦点を当て物語を書く。寝る時間を惜しみ命を削って書き続け47歳で心臓発作で亡くなる。

井上ひさしは天才だ。言葉の天才だ。
一方、井上は遅筆で有名だった。だがそれもよくわかる。音楽劇としても全くよく構成され、一分の隙もない。
面白おかしく、哀しく、見る者に感動とひっかき傷を残す。
「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に、真面目なことを愉快に、そして愉快なことはあくまで愉快に」(井上ひさしの言葉)

昨年、特定秘密保護法案が制定された。
日本は一体どこに向かっているのか。
誰が物語を書いているのだろうか。誰が太鼓を叩き、笛を吹いているのだろう。
2008年初演、今年で4公演目。
井上ひさしの劇は時を経てもいつも新しい。
採点競技に不公平感は付き物。
本当はもう少し上の順位になったはずなのに、とか
でも逆は大概、言わないのよね。不思議なことに。

だ・か・ら・
プラスマイナスゼロのオリンピック!
今、世間を揺るがし大騒動になっている佐村河内氏ゴースト問題。
疑惑曲をショートプログラムに使う高橋大輔には堂々と滑ってほしいと願う。
作品に罪はないのだから。

思い出すのは数年前、ある腹立たしい映画があった。事実を婉曲したドキュメンタリーもどき映画。ある人に怒りをぶつけたら「でもね。大事なことは作品に罪はないのですよ」
そうだ。どんなものでもでき上がった作品に罪はない

今回の騒動は、我々がサイドストーリーに弱いことをも浮き彫りにもした。
奇跡の・・・というキャッチコピーには特に注意だ。
やはりNHK特集していた耳の不自由な某ピアニストがいる。インタビューされたファンが目を輝かして「生き方が素敵なんです」と言っていたのを忘れられない。
CDを聞いた。あまりにリズムが揺れていて船酔いしそうになった。感情におもむくままに弾くにも限度があると思った。彼女は今もそうそうたる世界的なオーケストラと共演している。チケットは飛び切り高い。クラシック界も話題性、サイドストーリーが幅をきかす。

今回の騒動も同じ。
全聾の作曲家!現代のベートーベン!
マスコミが一斉に持ち上げ煽った。人々は音楽を聴く以前に感動する準備をしていた。
マスコミに踊らされず、自分の目で耳で判断することの難しさを思い知った気がする。
狂気の人、それはギドク監督だ。
初めて『春夏秋冬そして春』を見た時の衝撃を私は今も忘れない。
水墨画のような、奥深い山寺を背景に、業がメラメラと燃えたぎっていた。
私は腰を抜かしてしまった。「敵わない。こんな映画を作れる人が韓国にいるとは、韓国おそるべし」。
日本人は韓国人のエネルギーに到底かなわないとまで思った。
以来、ギドク監督の撮る作品にはアンテナが触れた。いくつか見たし、見なくても何を描いているかとても気になった。

『悪い男』『うつせみ』『絶対の愛』。
整形、売春・・・テーマはいつもショッキングだった。
暴力と血と狂気が飛び散り、見ている者に飛び火し火傷する。
ギドク監督の狂気は監督自身も傷つけた。
あることがきっかけで鬱病になったと漏れ聞いた。
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<映画公式より>

『嘆きのピエタ』は私にとって久々のギドク映画だった。
鬱病から回復したのだろう。
ギドクの毒と狂気は更にパワーアップしていた。
だから見たくなかったんだよね。こうなるとわかっていたから。
わりきれない思いで胸がぐちゃぐちゃになる。

韓国は不思議な国だ。
強い情と恨を背景に欧米とは違うキリスト教観をもち、
根底には仏教儒教思想が流れる。

ピエタとは、死んで十字架から降ろされたキリストを抱くマリアの彫刻や絵の事を指す。
ガンドは血も涙もない冷血な借金取りだ。借金の返せない者には障害者にして容赦なく保険金をもぎ取る。
息子を死に追いやられた母ミソンが、復讐のためにガンドに近づく。
ミソンは捨て子だったガンドの母になりすます。初めは母かと疑っていたガンドも、ミソンの愛に触れ変わっていき、いつしかミソンをかけがいのない母と慕う
しかしミソンの計画はそこで終わらない。自分が死に、ガンドに家族を失った悲しみを味わせることだ・・・・

途中、お寺の場面が出てくる。ガンドは境内で車椅子に乗った老人と出会う。ガンドは車椅子ごと持ち上げて眼下に広がる景色を見せてやる。以前のガンドなら考えられなかった行為だ。その人はガンドに語りかける。「・・・景色が見えないんです」と。
『春夏秋冬そして春』を彷彿させるシーンに私はずっとひかかっている。一体、何が言いたいのだろう。

ミソンはガンドの目の前で飛び降りる。
ガンドは母を失った。しかし母と思ったミソンは自分が死に追いやった男の母であることを悟る。
絶望したガンドは自分に鎖を巻き、障害者にさせた夫婦のトラックの下に潜り込む。自分で自分に刑を課し、罪を償うため死の道を選ぶ。

ピエタはミソンだ。息子の死を嘆き、そして息子に赦しを乞う。
殺したいほど憎いガンドが哀れで可哀想で情が生まれてしまったことを。
母の愛は無償だ。
ガンドに「ごめんね、あなたを捨ててしまって」と涙で何度も赦しをこうミソン。
初めは演技で始まったミソンに、いつしかガンドの母の魂が乗り移っていたのだった。

ギドク監督はいつも我々に突きつけてくる。
人間の業を、罪を、赦しを。