<   2014年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

映画を見ようと決めたら、映画情報はなるべくシャットする。ましてや『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』はノーマークだった。NHK『あさイチ』で紹介されたという友達からの情報だけだった。
感想を書こうと決めたなら、映画レビューや他の人のblogをなるべく見ない。書いた後でチェックする。今回はパンフレットも買わなかった。

「村出身」としきりに言う奨学生アビ。家はどんなにボロいかと思えば、親戚宅と言えどもそこそこの邸宅だ。アビはアルバイトにあくせくしているふうでもない。学生生活を謳歌している。ことごとく金持ち、貧乏の対比を描いた『きっと、うまくいく』とは違う世界観がそこにある。
アビが加わり、弱小チームが勝つサッカーシーンは世界基準の学園もの。ワールドカップに向けた話題アピールだろうか。

スチューデント・オブ・ザ・イヤー”(その年の最優秀学生)はIQテスト⇒四人一組のクイズ⇒ダンス⇒トライアスロン(水泳⇒自転車⇒長距離走)で選ぶ。
IQテストは??だったが、チームでキャンパス内を駆け巡りながら解いていくクイズ場面は、スピード感がありとても面白かった。私はこの映画のハイライトシーンの一つだと思う。『きっと、うまくいく』の出産場面のようにハラハラドキドキした。肉体と肉体がぶつかりあうトライアスロンも見ごたえがあった。ゴール間近のロハンとアビの抜きつ抜かれつデッドヒート、どちらが勝つか固唾を飲んだ。

一人の学生は校長の自己満足のコンテストだと糾弾していたが、青春の一ページとしては悪くはないイベントではないか。コンテスト批判は『きっとうまくいく』の詰め込み教育批判に比べると、ちと弱い。『きっとうまくいく』ではよくぞ言ったと喝采したが、この映画では戸惑いと後味の悪さが残った。友情が壊れたのはコンテストの競争のせいというより、ロハンとアビの間をふらふらする、どっちつかずのシャナーヤの罪作りな態度が大きい。

インド映画定番の群舞と歌、金持ち豪邸。ロハンの兄が結婚式を挙げたタイのリゾートにはセレブ感がいっぱいだ。息を引き取る前に校長先生は生徒に許しを請う。ロハンとアビの友情復活ラストシーンに思わず涙がこぼれた。
「ああ!面白かった。」いっぱい詰め込んだ140分!心配していたが、トイレに行きたくならず(笑)長さを感じなかった。

でも涙を流しても感じられないカタルシス。どこか拭い去れない違和感。インド要素の不足。私はそれはインド映画の進化、グローバル化のせいだと思った。脆い友情、家族愛の不在は現代社会の抱えるもの。

しかし私はようやくわかったのだ。違和感の元が。あるblogを読み全てが腑に落ちた。
監督には同性愛の噂があると言う。
執拗に、舐めるようなカメラ視線の先は、鍛え上げた逆三角形の上半身。汗がほとばしる縦割りした筋肉。マッチョな体を別に~と思う私だが、ある一定の人にはたまらないシーンだろう。
それに反し、ヒロインはと言えば日本人男性が好みそうな幼い顔。ほら、日本人男性って一般的に好きじゃないですか、成熟した女性より可愛いひと。
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胸も薄い。ヒロインの友達の母親は言う。「バストアップのパットは入れたの?」
インド映画のヒロインはメリハリボディに彫の深いお顔が多い。
監督がゲイならこういう薄い、可愛い系ヒロインを選んだのも頷ける。
校長はサッカーコーチに色目を使っている。コーチには家庭があるのでその気がないのだが、インド映画では珍しい設定だ(と思う)。少なくとも私は初めて見た。
見終った後、友達に聞いた「ねぇ、インドでは同性愛ってどうなの?」「タブーだよ」。
敵対していたアビとロハンはサッカーの試合をきっかけに急速に仲が進展、大親友になる。「ハグはしないぞ」「キスはしないぞ」何度と繰り返されるこの台詞が、かなりしつこかった。
同性愛者の友情は恋愛との境界があいまいなのだろうか。延長線上にあるのだろうか。

仲間間の友情はいびつだった。力ある者とパシリの上下関係二組。
コンテストのせいで仲間の友情が壊れたと叫ばれても、そんなに熱い友情で結ばれたっけと首を傾げる。確かにチームを組みクイズ問題と格闘する場面に友情はあるにはあったが。
印象に残るはアビとロハン間の”反発→ベタベタ(まるで恋人同士のよう)→絶交”と変化する極端な関係のみ。『きっとうまくいく』の強い強い信頼で結ばれた友情と180度種類が違う。
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そして最大の違和感はロハンと父親の関係だ。父親は優秀な兄を偏愛。ロハはギターを弾くぼんくら息子と軽んじている。ロハンは父親に反発しているが、いつも力でねじ伏せられてしまう。
あろうことか父親はコンテストでアビが優勝することを願う。

ロハンはアビとゴール寸前まで競り合い、ロハンは勝つ。しかしロハンは『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』賞を辞退し、父とは絶縁する。

そして10年後、再会した彼らに流れる不穏な空気。ついに殴り合いをする二人、止めようとする仲間に「やらせなさいよ。膿をださせましょう」という別の仲間。
アビは叫ぶ「お前が怒っているのはシャナーヤのせいだけではないだろう」。
ロハンは「お前はゴールでわざと負けただろう。」アビは言う「お前のお父さんが、お前が勝ちそうになったらガッカリしているのが見えたんだ。お前のお父さんを尊敬していた。だが、尊敬は崩れたんだ。父親なのに息子に負けてほしいと願うなんて。だからこっちがわざと負けてやれと思ったのさ」。
息子が勝つことを喜ばない父親がいるのだろうか。しかし映画ではロハンは父親と絶縁したままだ。

監督が同性愛だとしたら、そして父親がいまだに許していないとしたら全ての謎が解ける。この映画の女性は受身だ。何の行動も起こさない。母親は息子を愛しつつも夫の陰でおろおろしているだけだ。昔のインド映画に戻ったみたいな女性の描き方だ。
男性のみ成功へ繋がるタフさが求められている。
この映画は監督の求めてやまない父親への愛の逆説メッセージなのかもしれない。

男の、父親への想いは女の私には理解できにくいものだ。
舅は数年前に亡くなった。だが、夫はいまだに父を引きずっているようにみえる。
尊敬できる父親を持つ友人や知人を羨ましがっている。

インド映画にいつもステレオタイプの”インドらしさ”があるとは限らない。
一見、お気楽学園映画のようにみえるこの映画だが、”らしくない”と感じた違和感、つきつめていくとなかなか奥が深そうだ。
<画像は映画.comより>
スポ魂ドラマ『アタックNo1』、はたまたタイのおかま映画『アタック ナンバーハーフ』のようなタイトル!これがインド映画だとは誰も思わないだろう。
インドに住んでいた友人と見に行った。お陰でロケ地&俳優解説付きとなった(^^)。

病で倒れた初老の男性。男性は高校の学園長、危篤と聞き、病院に駆け付けたのはかつての生徒たち。彼らはカメラに向かって一人、一人語り始める。10年前に起きたこと。

全ての生徒からナンバーワンを決定するコンテストが行われる聖テレーザ学園。生徒たちがナンバーワンになろうとスポーツや勉強に励む中、優勝を有力視されているのが、ロックスター志望のロハン。だが、頭脳明晰でスポーツ万能、ダンスもプロ並みというアビが転校してくる。何かと対立するロハンとアビだったが、次第に良きライバルとして認め合うように。しかし、ロハンの恋人シャナーヤとアビが近づいたことから思わぬ事態が起きる・・・
(Yahoo映画解説より)

まるでアメリカ人気学園ドラマ『glee』を見ているようなストーリーに演出。
『きっとうまくいく』からもはや数年たっている。『ラガーン』は既に遠い昔のインド映画。出てくるスポーツはクリケットではない。サッカーにトライアスロン。
派手なディスコシーン、誰も民族衣装は着ていない。
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<映画.com>

『冬のソナタ』の舞台になった南怡島(ナミソン)を彷彿させる並木道のシーン。『きっとうまくいく』+『glee』に韓ドラ三角関係成分。どこかで見たシーン、どこかで聞いた音楽・・・
と思いきや・・・やられました。大反転の”人間ドラマ”が待っていた!さすが、侮れないボリウッド!

インド映画と言えば、熱くるしいほどの友情に親子の情が定番。
ところが『きっとうまくいく』の3idiotsたちの友情とは異質。脆さをはらむ友情にリアルさを感じる。
コンテストで露わになるむき出しの対抗心、嫉妬に侮蔑。
コンテストは校長の自己満足に過ぎず、築き上げた友情も破綻したと表彰式で紛糾する一人の生徒。お祝いの会場にザラザラとした空気が流れる。
時がたつ。校長危篤の報せを聞き、駆け付けた彼ら。友との久々の再会。複雑な想いを引きずったままの彼らはどうしてこうなってしまったかと振り返る。
そこに現れたロハンとアビ。アビは妻となったシャナーヤを伴っている。仲間に、二人に緊張が走る。ロハンとナビはとうとう殴り合いに・・・そして初めて明らかになる真実!
復活した友情に対し、ロハンは父と縁の切れたままだ。父はなぜロハンを嫌っていたのか、救いのない父息子の関係は母親でさえも修復できなかった。アビはなぜ親戚から疎まれたか説明はなかった。たった一人の味方である祖母を失い、孤独なアビは殻に閉じこもる。
『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』には、『家族の四季』にはあった「家族の再構成」がない。家庭愛の不毛は現代社会が抱える問題だ。


家族愛、近すぎるほどの人間の距離をもはやインド映画は描こうとしないのか。インド社会が変わりつつあるのか、インド映画が進化したのか。
”インドらしさ”を表すのが、音楽と踊りだけでは勿体ないような気がする。


*アビが平井賢、監督が加山雄三にそっくりで「平井賢、頑張れ」「来る、来る、加山雄三」とつい脳内変換してしまった(笑)。
私の方向音痴ときたら自慢じゃないが相当なものだ。友人も呆れるほど。
いつも友人に車で連れていってもらう場所に、一人で行かなくてはならない時があった。近くに来ているはずなのに迷ってしまい、先に現地に着いている友人にSOSの電話をした。
「私は今、一体、何処にいるの?」

大きいホテルも苦手だ。いつも渡り廊下をうろうろしてしまう。
こんなひどい音痴は私くらいだろうと思っていたら、世の中には同じような人もいるものだ。
知人があるホテルに泊まった。エレベーターを降りたら左右に客室が分かれているだけのさほど大きなホテルではない。だが、エレベーターを降りる度に知人は右が左か迷ったという。それを聞きあの賢い人もと安心した。
方向音痴とは右脳?左脳のどこかが未発達に違いない。生まれつきのものとずっと諦めていた。

ところが最近、いい話を聞いた。来月、一人でパリを旅する人の話だ。
彼女はいつも旅に出る前から地図を眺めると言う。そうしていると電車や地下鉄の路線図や駅名、道路が頭に入る。ストリートビューでも確かめておく。
前もって地図を頭に入れておくと、現地に着いてはじめて地図を見るのとは大違いだと言う。
お菓子と紅茶の先生でもあるその人はパリの地図を見せてくれた。地図には道順に色マジック、お店にはマークがあった。「地下鉄の~線に乗ってこの通りを歩いてこの店で〇〇を〇個買って、この角を右に曲がってこの店で**を買って、・・・・ホテルに戻って中庭のあるテーブルに買ったお菓子を並べ食べ比べする」。
ストリートビューは私なんかは行ったときの楽しみがなくなるのではと思うのだが、そんなこともないらしい。「(ストリートビューが古い情報だと)あ、この店、つぶれている、とか、あ、あったあった。ストリートビューと同じ」と確認するのが楽しいらしい。

ストリートビューはともかくとして、駅名が既に頭に入っていると効率がよいのはわかる。旅行には時間が限られているからだ。
その昔、エルミタージュ美術館に行こうとして、駅から真逆方向にどんどん行き、1時間以上無駄にしたことを思い出した。人に聞くにもなかなか英語が通じなかった。ロシアなんて滅多に行けないところだ。
あの時間惜しいことしたなぁ・・・

方向音痴の私は地図を見るのを最初からあきらめてしまう。でもこれからはもっと地図と仲良くしよう。行く前から地図を眺める習慣をつけよう。そうすれば方向音痴も少しは改善されるかもしれない、そう思うとなんだか未来が開けてきたような気がする。
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長すぎ、意味不明で一度では到底覚えられないタイトルの映画だ。
予告編を見て夫が興味津々。その上、オール三重ロケと聞いては三重県人としては行かねばならぬ、公開を待っての鑑賞。

舟を編むの三浦しをん原作+『ウォーターボーイズ』監督の異色組み合わせ。
予告編ではやたらお尻(男性の)が出てきたので、どうせ下ネタ満載のドタバタ映画ではと高をくくっていたら・・・
いやいや、なかなか真面目なつくりの映画だった。
何より「林業」に焦点を当てたのがGood Job!
三浦しをんという作家は辞書作りとか林業とか、マイナー職業を描くのが上手い。
普通の生活では、なかなか見聞きできない仕事を知るだけでも興味深い。
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大学試験に失敗したお気楽主人公が、たまたま手に取ったパンフレットで飛び込んだ林業研修生。
山村のまた僻地、神去村に住み主人公が成長していく話なのだが、その中には恋あり、挫折あり。
だけどありがちな根性ものになっていない。イマドキ草食系男子の“ゆるキャラ力”も捨てたものではない。いつのまにか胸が熱くなって、主人公を応援してしまう周囲の人々と観客。

スクリーンで壮大な自然を感じ、森林浴がたっぷりできる。
見た後の爽快感があって、お勧めの映画です!

画像は<映画.com>より
柳の下に二匹目のドジョウはやはりいなかった。
Ⅰは面白くてお腹を抱えて笑った。スケールの大きさにもビックリした。
だからⅡは絶対、映画館で見たいと思っていた。

Ⅰの大ヒットのお陰でセットにお金がかかっているのがわかる。
しかしあまり笑えない。せいぜい小ネタにクスくらい。客席も静かだ。
オープニングのコロシアムからよくなかった。血が飛ぶ場面に目を背ける。
残酷場面に笑いはない。

お風呂造りのアイディアが煮詰まると現代にタイムワープの繰り返し。
前は偶然だったけど、Ⅱは意図的。意外性がない。
笑ってスッキリ爽やかというわけにもいかず、全体的に期待ほどではなかった。
阿部寛の鍛えた肉体美と日本の温泉美を堪能する映画か。
それで何が悪いと言われると何も言えないが・・・・

前作を超える続編は難しい。
『三丁目の夕日』と同じく、三作目は行かないなぁ~・・・
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<映画.com>
アメリカンアイドルが危ない!
ずっと視聴率王座を誇っていたのに今や急降下だ。
番組だって手をこまねいているわけではない。新しい試みをいろいろしている。が、いかんせんオーディション番組自体が曲がり角なのは否めない。Xファクターアメリカ版もシーズン3で終了だ。
あるアメリカ人は「もし才能があったら、オーディション番組に出るか。そんなかったるいことをしないで直接売り込みにいく」と言っていた。
視聴者は浮気者だ。必死になって投票をしても、いざデビューになれば知らん顔。CD売り上げにつながらない。。
ただ最近はスコッティやフィリップ・フィリップの成功があるので一概には言えないが。

シーズン13は低迷するアメリカンアイドルの起死回生を狙っていたはずだ。
大勢の挑戦者が集まった。才能ある者が沢山いたはずだ。ジャッジも変えた。ジャッジ方法も変えた。
だがトップ10に残った顔ぶれはどうだろう。
何度も音程が・・と指摘されたCJ。
どこがいいのか未だにさっぱりわからないジェシカ。
ゲイだとカミングアウトしたMKは暗かった。音程もあやうかった。
期待のマラヤは出来不出来の波がありすぎだった。
歌は上手いが、古臭さが否めないディクスターやケイレブ。
唯一のイケメン枠のサムでさえ、頼りない。華がなさすぎるシーズン13の面々だ。

そんななかアレックスはいつも淡々と自分のスタイルで一定の水準以上のパフォーマンスを見せてくれる。
消去法でいくとアレックス優勝かと思っていたら、ここがやはりアメリカンアイドルの面白いところ。
急に躍り出てきたジーナ。この間のRadioHeadのCreep。シーズン13で久々にリピート再生した。最初の印象はほとんどなかったけど、いつの間にか力をつけてきた。きれいにもなっている。何度もボトム入りしながらトップ3に残ったシーズン10のヘイリー。ジーナはヘイリーみたいに大化けしている。それにジーナには今までボトムに入っていない強みもある。

ファイナルはジーナVSアレックスで決まりだろうか。
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http://www.hitfix.com
ゴールデンウィークの真っ最中にクリスマス映画の話題で申し訳ないが・・
素晴らしき哉、人生
1946年のアメリカ映画。今なお、クリスマスシーズンになるとアメリカ三大ネットワークテレビ局のどこかで必ず放映される映画である。
何をやってもカスをひいてしまう主人公ジョージが川に飛び込み死のうとしたその時、現れたのが二級天使。
「自分なんか生まれてこなかったらよかった」と嘆く主人公ジョージに、天使は「ジョージが生まれてこなかった世界を見せる」と連れて行く。
どんな人間も多くの人に影響を与えていて、支えられているかをジョージは知ることになる。ジョージは危機も乗り越え、家族と共に素晴らしいクリスマスを迎える。

天使のくれた時間
ニコラスケイジ主演。2000年アメリカ映画。
恋人ケイトと別れたジャックはウォール街で成功を治める。何でも持っていると自負するジャックはクリスマスイブに、奇妙な若者に出会う。若者は「本当にそうか確かめろ」と消える。
ジャックが目が覚めると別れたはずの恋人と結婚している。子供も二人。ジャックはタイヤ会社で働くしがないサラリーマン。戸惑いと苛立ちで生活していくうちに、ジャックは人生で何が大切なことかに気づく。その時、再び現れた若者。「幻想は一瞬さ」と消えていく。元の世界に戻ったジャックがとった行動は・・・
この若者は『素晴らしき哉、人生』の二級天使の現代版。しかしピストルで脅かす荒っぽい行動。天使なのか悪魔なのか。
人はもしあの時、違う選択していたら人生はどうだっただろうかと考える。
だがそこに逃げず、現実と向かい合う大切さを気づかせてくれる映画だ。

死神
落語『死神』(春風亭小朝版)を聞いた。
自殺しようとする男に死神が現れ、「死神が病人の枕元に座っていたら駄目。足元に座っていたら助かるから呪文を唱えて追い払え」と言う。その力を生かし医者になるようアドバイスする。主人公は医者になって大金を得るが放蕩三昧、ついに足元に座っている死神しか見えないようになる。困り果てた男に死神が再び現れ、洞窟に連れて行く。
そこには大量のロウソクが揺らめいていた。人間の寿命だという。消えそうなろうそくからは泣き声が聞こえる。男が継ぎ足すと安堵の声と変わる。今の気持ちはどうかと死神に問われ喜びを感じたと答える。男は世のために生きると決意。消える寸前だった男のろうそくが再び燃える

映画やお話の中で天使や悪魔、死神は表バージョン、裏バージョンで生きることの尊さと価値を教えてくれる。
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<神島・八代(ヤツシロ)神社の絵馬>