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ドラマ『ベートーベン・ウィルス』つながりで、尺八演奏家、斉藤道山のCDと、彼の属するユニット、古武道(尺八、チェロ、ピアノ)のDVDを借りた。
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DVD。おっと、いきなりのピアソラだ。
リベルタンゴ”に度肝を抜く。
『ベートーベン・ウィルス』でも印象的な場面で使われていた曲だ。
バンドネオンの代わりに尺八とはかなり大胆だ。
http://www.youtube.com/watch?v=zN63RJ27nao&feature=related

ドラマ『ベートーベン・ウィルス』”4分33秒”→ジョン・ケージ作曲→ジョン・ケージ曲演奏・藤原道山→藤原道山・演奏”リベルタンゴ”→『ベートーベン・ウィルス』と、好きなものはぐるぐるつながって一つの輪になる。

”空に咲く花”、”恋歌”。
日本人であることをしみじみ感じさせる。
まるで映画『三丁目の夕日』のようだ。
新しいのにどこか懐かしい。

CDには「フルートの代わりに吹いてみました」的な曲もある。
しかしこれはいいと思うと決まって日本人の作った歌だ。
不思議だ。日本人の琴線に触れるメロディーというのがあるのだろうか。

DVDのMV撮影場所は河口湖湖畔に佇むレトロな円形ホールだった。
夜になると月の光にステンドグラスが映え、幻想的な美しさを湛えるホールだ。
以前、河口湖を訪れた時、ホールを覗いたが中の様子はわからなかった。
DVDのおかげでコンサート気分を味わうことができた。

*『古武道』はニュース23のテーマ曲を作曲、演奏しています。
う?!本を読んでいると聞き覚えのあるメロディーが流れてくる。ピアソラ?そうだ!間違いなくピアソラだ。

カフェのお客は私ただ一人。ウェイター兼シェフ兼レジのお兄さんに尋ねる。「もしかしてピアソラ好きですか?」
先ほどまでの仕事の顔を一変させ、目を輝かして彼はこたえる。
「ええ、大好きなんです」。
お!まさかこんな場所に同志が!
「他のタンゴも聞いたけど違うんですよね。ピアソラはロックみたいに格好いいんです」
わかります。わかります。その感覚。
「そうなんですよね。ピアソラはロックでジャズでクラシックなんですね。私も普通のタンゴはまったりしすぎで」と私。ついでに「春、夏、秋、冬どれが好きですか」と尋ねてみる。すみません、ピアソラ好きしかわからない隠語です。(笑)「冬です」あ!それも同じ。
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ピアソラの曲には不協和音が多い。
だが、その不協和音のおかげで美しいメロディーがより美しく引き立つ。美しすぎて泣けてくる。

初めて聞いたのは以前勤めていた会社の昼休み、つけっぱなしのNHKFMから流れてきた。
聞いたことのない音楽だった。衝撃を受けて本当に鳥肌がたった。あれからもう10年近くたつ。
ピアソラが流れているといつでも私はキャッチできる。そのくらい聞きこんだ。

友達は「ピアソラを聞くと、不安になる」と言う。
私は「人生は短いんだ。こんなことをしていいのか」という気になる。そして「そうだ、もっとちゃんと生きなくては」と思うのだった。

今までは知る人ぞ知るピアソラだったが、いよいよ表舞台に!
フィギアスケートの高橋大輔選手の今シーズン曲はピアソラ。それも「冬」、すなわち『ブエノスアイレスの冬』です。ピアソラブーム、くるか?