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「日本一、いや世界一、野外ステージが似合わないアーティストです」
鈴木雅之が登場した途端、どっとおきる歓声。
さすが日本RB界の重鎮です。つかみは完璧。
「デビューして30年。瀬川瑛子風に言えばスワンジュウネン、はぁい、みんな、言ってみましょう」。観客はいつの間にかマーチンさんのペースに乗せられている。声を合わせて「スワンジュウネン」。

今年で5回目になった栄ミナミ音楽祭。こちら、ナディアパーク隣の矢場町公園。階段に座ったので、ステージがよく見渡せる。先ほどまで出演していたSkoopの時と空気がまるで違う。「祈り」であんなに会場を魅了していたのに。タケが歌い終わったとき、会場には(ほぉ~)とため息。隣に座ったスクープ友達と顔を見合わせて「やったね!」と言ったのに。

5月の空はどこまでも青く、頬をなぜる風は爽やかだ。
飛行船も浮いている。

Skoopのステージが終わる頃、鈴木雅之目当てに人が続々やって来た。男の人も目立つ。公園は人でふくれあがってきた。野外ライブは、限られたファン相手に閉ざされた空間でないのがよい。フリーなら尚更よい。お天気ならもう完璧だ。

結局、Skoopは鈴木雅之においしいところを全部もっていかれたようだった。いつもそうだ。大黒摩季に、ゴスペラーズに・・でも、仕方ない。マーチンさんはとにかくMCが上手い。曲は私でさえもほとんどが知っている。ステージ前に陣取っていたファンはノリノリで踊り始めている。

ラストはSkoopを呼んで『夢で逢えたら』だった。ミュージックフェアで鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoopがコラボしたあの曲。生で聞けるなんて夢みたいだ。来たかいがあったというもの。し・あ・わ・せ。
アンコールは鈴木雅之とSkoopによる『上を向いて歩こう』。「頑張れニッポン」のテーマのようなものだ。実力派二人のハーモニーはさすがに聞かせる。

フリーライブが終わった。東北の物産品が売られているテントに人だかりができていた。募金箱も設置されている。興奮もさめやらないのだが、家路を急ぐ。
時間は6時をとっくにまわっている。風が少し冷たくなっていた。
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ゴスペラーズはやはり<皆様のゴスペラーズ>だった。

紅白出場6回。『ふるさと』を歌ってから紅白から消えたゴスペラーズ。『ふるさと』は何のひねりもなくゴスペラーズのよさを生かしていなかった。が、今なおゴスペラーズが日本で人気、実力ともNo1のボーカルグループであるのには変わりがない。

昨年、友達に誘われてゴスペラーズデビュー15周年コンサートに行った。その時、私はSkoopのコウヘイ休会ショックで心ここにあらず。せっかくのハーモニーも届かなかった。誘ってくれた友達にもゴスペラーズにも申し訳なかった。それどころか「ゴスは5人いるから1人辞めてもどうってことないね、スクープが2人になったのとは大違い」なんてゴスファンが聞いたら怒るような暴言を吐いてしまった。

今年はニュートラルな気持ちで見た。レインボーホールが早々とソウルアウトだ。
ゴスのファンは見た目、ちょっと地味目。若い人に混じってお父さんやお母さん世代もちらほらいるからだろう。

舞台は『ハモリ倶楽部』。
メンバーがホストになり、一人一人が芸を披露する劇仕立ての大人のステージだ。

ゴスペラーズの愛される理由がわかった。安心感だ。
ゴスのコンサートなら間違いない、友達も家族も誘える。ゴスを嫌いな人はまずいないだろう。ゴスは人を選ばない。
人気に奢らず一人一人がスキルアップに努めている。そんなメンバーが五人もいるからハーモニーは鉄板だ。嫌みのないトークが会場を沸かせる。3時間に及ぶステージなのにあっという間に時間がたった。

金属性の声に聞こえる安岡優(ユタカ)の声も、今年は気にならなかった。
一つ発見した。リーダーの村上てつやの声がSkoopの武田雅治と声質が似ている。殊にRBを熱唱するとそっくりだ。2人は『武田と哲也』というユニットを組み、CDも出している。一年に一度、スペシャルライブを開く。二人のボーカリストが熱唱する濃密な時間が流れるライブに今年は是非行ってみたいと思う。

デビューも同じ頃、個人的にも仲の良いSkoopとゴスペラーズの二グループ。
どうしてこんなに差がついてしまったのだろう・・・ため息が出る(T_T)
「すごく久しぶりに会っても、好きな音楽の話であっという間に会わなかった時間が埋まる」
今日のSkoop On SomebodyのライブでのTAKEの言葉だ。
まさしくその通り。ライブ前に待ち合わせた友達。
久しぶりに会った彼女に、最近のお気に入りのCIMBAと三浦大知のCD(コピー)をプレゼントする。
タイトルを見た途端、「これ、私も大好きなの」
以前、Jay’ed やFull Of Harmonyを紹介したらすごく気に入ってくれた。
Skoopつながりの友達だが、他のアーティストの好みも合うようだ。
自然、話もはずむ。

ああ、それにしても今日のライブ。客席が熱くなかった。
トークも味がない。心に響かない。こんなの初めてだ。
一体どうしちゃったのだろう。コウヘイが抜けたせいだけなのだろうか。
輝きはもう戻らないのか?
それともそう感じているのは、私だけなのだろうか。
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只今、『A面の夏』を反芻(ハンスウ)中。
楽しかった想い出は明日への活力となる。

しらかわホールにTAKEの声が響く。
荘厳なクラシックホールに負けないSkoop On Somebodyのコンサート。
KO-ICHIROのピアノに、バイオリン、チェロ、キーボードの三人が加わる。
二人になってからはもう甘えはきかない。一層、歌に磨きがかかっている。洋楽カバー、バックナンバー、新曲と歌いまくる。今まで歌謡曲チックであまり好きでなかった『線香花火』。地味なアレンジにもかかわらず名曲であることに今更ながら気づかされる。
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♪手の中のやさしさを 与え合える
穏やかな気持ちで 巡り会えた奇跡を 讃え合える
素直なひとときに かえがいのない笑みに その瞳に
そのあたたかさに せっかく 気づいたんだ♪

リルスマイル』を聴くと、作者である、二人の隣にいないKO-HEYを想い、その歌詞が沁みる。隣の席の人も涙を拭っているようだ。コンサート前に「頑張った自分へのご褒美に」買ったと言って、オフィシャルグッズのバッグやタオルなど見せてくれた元気な人だ。Skoopのコンサートは一人参加も少なくない。ちょっと勇気をもって話しかければ、Skoopを愛する同士、すぐ打ち解ける。後ろの座席には若い男性の二人連れが座っていた。Skoopに男性ファンがいると、なぜか素直に嬉しい。

オフ会&打ち上げ会は近場の居酒屋。まずは乾杯068.gif
ネットでしかおしゃべりしたことのない人とのご対面。
“オフ会”とやら初めての経験だ。
以前に文格は人格に近づくと書いたが、文はその人のもつ雰囲気や外見までは伝えない。想像していた人とイメージは違っていたが、魅力的な人だった。
オフ会は楽しく、口には出さないが次のコンサートでの再会を誓う。

タイから朝帰ってきて、洗濯を数回して、親のところに顔を出し、電車に乗ってコンサート&飲み会。我ながらどこからそんなエネルギーがでたのやら・・・
"好き"エネルギーは偉大だ。
『昔のオトコ』と書いてゴメンナサイ。訂正デス。
Skoop On Somebodyのファンの世界はとても狭い。
チケットを譲ってもらって知り合ったAさん
コミュニティサイトで知り合ったBさん
友達の友達のCさん

AさんとBさんはネットで知り合い
BさんとCさんはコンサート仲間
結局、全部つながったSkoopの輪。
Skoopが何者かもわからず、コンサートにつきあってくれた友達のDさん。
彼女も交え、嬉し恥ずかしの初のオフ会だ。
オフ会での共通言語は、もちろん”Skoop On Somebody”

二人になって、韓国人歌手フィとコラボするなど
あれこれ模索をし続けるSkoopだが、
久々の全国ツアー、とても評判がよい。
地元公演が1週間を切り、いやが上にも期待が膨らみます.

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タイから帰ったその日にコンサート会場直行予定。

コンサートが終われば、そこからは長くて暑いB面の夏。
二人になったSkoopは解散しなかった。


はみ出さぬように 枝葉を切り落とし 情熱を奪おうと
それでも木々は生命を繋げてく 大地に根を張り巡らし
Real Life 誰の頭上にも太陽は輝いて
開いた視界に新たな表情(いろどり)を与え続けるのさ
Real Life 光は探すものじゃなくて 放つものだから
Real Life ありのままのsoulでSay Hello to the world


        『Real Life』抜粋(アルバムSkoop On Somebodyより)


去年の秋にファンイベントがあった。ちょっとした会場で軽食が用意され、ミニライブがあった。ファン一人一人との撮影タイムもあり、写真は写真たてと共にプレゼントされた。ファンなら狂喜するおいしい内容だったのに、私の気持ちは複雑だった。

コウヘイの抜けた穴は想像以上に大きかった。
Skoop On Somebody』は三人でなくてはならなかった。ボーカルのタケの次に人気のあったコウヘイはムードメーカーでもあった。私は(彼がいないSkoopなんて・・)と喪失感にとらわれたファンの一人だった。
二人はファンの前で「コウヘイが戻ってくるのをもう待たない、先に行ったところで彼が待っていてほしい」と言った。
しかしながら、彼はおそらく戻ってこないだろう。風の便りによると、大阪某所でカフェを開いているらしい。

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7月。二人になって初めての全国ツアーが始まる。
今年はクラシックホールが会場だ。音響はよいがキャパの少ないホールは激減したファン対策・・・とは言うまい。

正直、私はコウヘイ活動休止で気が抜けてしまい、三年更新したファンクラブは退会してしまった。
夢中で聞いた日々がだんだん遠ざかっていく。

それでも私はやっぱり"その日"を待っている。
昔のオトコがどんなステージを見せてくれるかと。
不安と期待をもって・・・

http://www.youtube.com/watch?v=XKTNCZ0rBko&feature=related
『もう一度夜を止めて』
正確には昔のオトコ達です。知る人ぞ知る、日本のR&Bユニット『Skoop On Somebody』です。 
私の周りの友達は「また~ぁ」と言って呆れて華麗にスルーするかもしれないけど、こんなミーハーなことが思い切り書けるのも、ブログの良さですね(^_-)-☆

出会いは2006年の暮れ。たまたまつけたCS音楽チャンネルで彼らを知った。結成10周年特集とかでオリジナルPVを流していた。高い音楽性。甘くてセクシーでありながら包みこむような温かい声が魅力のボーカル。スタイリッシュなPV。全てが衝撃的だった。
再放送がなかったためさんざん迷ったあげく、購入したコンプリートアルバム。全てはそこから始まった。
生Skoopを初めて見たのは、翌年五月の野外フェスだった。
真っ白のシャツに洗い晒しのジーンズ。生憎の空模様だったが、彼らが登場した途端に爽やかな風が吹いたようだった。大人な魅力いっぱいのステージは期待以上だった。それからは『正しいファン道』まっしぐら。
まずはファンクラブ入会。名古屋はもちろん大阪、東京とライブ追っかけ。(といっても年に1、2回ですよぅ)。
スウェーデンの国民的アカペラグループとコラボをしても決して遜色のない彼らの実力だった。
S.O.S時代からのアルバム制覇、オフィシャル本はまるでバイブルだった。

彼らの魅力はR&B、ゴスペル、ロック、ポップ、バラード等幅広いジャンルの音楽だけじゃない。三人のパーソナリティ。ファンと同じ目線のトーク。友情、信頼を越えた三人の絆。生きるヒントと元気をもらえて、(ライブに行けてよかった)とファンである幸せを噛みしめる日々だった。


しかし三人の活動は2009年5月、突然終わりを告げた。
ドラマーのコウヘイの活動休止だった。ファン一人一人に宛てたコウヘイの手紙は想像もしない内容だった。
「音楽が楽しめないから心から笑えるようになるまで休みます」。笑顔の下でそんなに苦しかったのか。めざといファンは最近の彼が本当に笑っていないことに気づいていた。だけど私の目は節穴だった。ただ急に太ってむくんだ顔だけが気になっていた。

ファンの間に激震が走り、様々な憶測が流れた。

時の流れに色褪せてく。
形あるものはやがて消えゆく
出会いがさようならの始まりでも
人はまた繰り返していく


彼らの歌『Everlasting Love』の歌詞そのものであった。
Skoopは永遠に続くと信じていた私たちは、取り残されてしまった。

・・・・・・・To be continued
スク友(わが愛するSkoop On Somebodyのファン友達)から『アメリカン・アイドル』という、スター発掘のオーディション番組を教えてもらった。
何でもそこにでてくるマイケル某という人がSkoopのボーカルのTAKEの声に似ているとか。
そのマイケル某は毎週、審査員から絶賛されるほど歌が上手いらしい。
そうと聞けば見ないわけにはいかない。
早速、『アメリカン・アイドル』を放送しているFoxTVを契約した。

オーディションの仕組みはよくわからないが、予選段階では視聴者も投票する点が“スター誕生”とは異なるようだ。
その日は”R&B”で競い合い、アッシャーがゲスト出演だった。
アッシャーは各挑戦者に本番前のアドバイスを与えていた。

マイケル某はマイケル・リッチという名前だった。
出だしから度肝を抜かれた。何、何、何なの!この声は?
上手いだけではない。聞いている人の心を鷲掴みする声。
他の参加者とは断然、格が違う。
残念ながら、どう贔屓目に見ても、わがTAKEはかなわない。。

いや、TAKEは歌が上手い。かなり上手い。
ノーマイクでホールを響かせることができるし、“She”なぞはエルビス・コステロに負けていない。
しかし、そのプロのTAKEをもっても勝負にならない。
他の挑戦者達も、アマチュアであることが信じられないくらいの実力だ。
「さすがアメリカ」と、うなってしまった。

その後、録画してあった民放の音楽番組を見た。
なんだかため息がでた。
勿論、私はJ-POPの音楽ジャンルの幅広さ、楽曲のオリジナリティーは否定はしない。
J-POPはアニメや漫画のように、ポップカルチャーアイコンとして世界に誇ってもいいとさえ思う。

しかし、日本では歌の上手い人が売れるとは限らない。
モー娘、ジャニーズ、小室・・・などが良くも悪くも日本の音楽シーンを変えたのだと思う。
キャラクターや外見、話題性、そしてプロダクションの力で、売れる歌手を作っていく。

日本の音楽市場はアメリカに次いで二位だとか。
その美味しい市場に、外国からアーティストが円稼ぎに次々とやってくる。
そんな音楽大国である日本、そろそろ歌唱力で勝負のアーティストの発掘、よろしくお願いします。
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