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X-Factorほど『サラダ・ボウル』であるアメリカ社会を映し出すオーディション番組はない。(最近は「同化」ととれるので『人種のるつぼ』は使わないようだ)
黒人、ヒスパニッシュ、アジア・・・
X-Factorほど“今いる自分の場所”を否定するオーディション番組はない。
「退屈な街から出たかった」「自分が輝くには狭すぎる」「今の仕事には絶対戻りたくない」。こんな人もいた。「この街にいても殺されるか刑務所に行くかどちらかだ。私は葬式に出るだけ」どれだけ荒れた街なのだ、平和日本に住んでいる私には想像すらできない。

CS環境が変わりX-Factorが見られなくなったが、有難いことに友達が番組を録画してDVDを送ってくれた。面白くてVol5~13まで一気見した。
シーズン1から内容が大幅に変更していてとてもスッキリしている。
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<FAX bs238公式HPより>

「早く、早く、時間がないんだ」と審査員のジャッジをせかす印象しかなかった陰気な男性司会者が男女二人組の司会となっている。シーズン2の男性司会者はえくぼが魅力的だ。司会も軽妙でいいかんじ。女性は普通だが、二人だと楽屋から中継とステージと同時司会できるのがコンビの強み。
審査員も変わった。サイモンコーウェルとLAは同じだが、残りの二人が新しくなった。
「私には選べない」と泣きべそをかいたニコルに「棄権しちゃいなさいよ」とささやいたサイモンの親友、ポーラ。会話がマイクで拾われ、首になった二人の代わりに審査員になったのはブリトニー・スピアーズとデミ・ロヴァート。何かとお騒がせブリトニーが思いのほか真面目。

「ブートキャンプ」の内容も変わった。一日目のソロ審査。挑戦者全員ステージに上げて壇上に座らせている。ライバルたちを背にして歌わなくてはいけない。
客席にいるときよりも彼らの表情がわかりやすい。圧倒される歌を聞くと「これはマズい」と不安な顔をのぞかせる。
二日目、グループ審査(振り分けられたグループで、あてがわれた曲を歌う)がペア審査になった。アメリカンアイドルとの差別化であろう。
ペア(番組に決められる)で一つの曲をパートに分けて競わせる。曲は課題から自分たちで選ぶ。「自分の得意のジャンルにしよう」とどの曲を選ぶかで二人の力関係がでる。
似たタイプを一緒に歌わすと個性の違いが出るのでいいアイディアと思う。この方法はThe Voiceからとったのだろうか。実力伯仲で競わすのは勿体ないと思うペアがいたが、二人とも合格していた。そのへんのゆるやかさは気に入った。
枠組みも変わった「男性」「女性」「オーバー30」「グループ」だったのが「ティーン」「ヤングアダルト」「オーバー25」「グループ」。
シーズン1で13歳の女の子が脱落を告げられ泣き叫び、客席から母親が飛んできたのは記憶に新しい。大人の中で競わせるにはプレッシャーが大きすぎと年齢枠下限を見直すと聞いていたが、「ティーン」のカテゴリーができたことで問題解決(?)か。

オーディション番組はバックストーリーも大事な要素だ。
「ブラジルから養子に出された。今の家族には感謝しているが自分のルーツが知りたい。母に会えるまで歌い続ける。」「中学、高校と壮絶なイジメにあった。音楽が支えとなった。いじめた人を見返したい。」
「体重245キロ。太り過ぎて自分で歩くことができない。闘病生活を支えてくれた妻に感謝している」と車いすを押されてステージに登場した牧師。

歌う前に語られると困る。情が入る。だがこのストーリー効果も本選までだ。
歌がうまくても「商業的に成功するか」「伸びしろがあるか」という視点が加わる。
本選に入った。
LAは今回は「オーバー25」担当だ。LAは「自分のお気に入りがいなかったので今回はあまり乗り気でなかった。だが担当して気が変わった。」と言う。ただ、私の合格者予想はほとんど当たったのに、LAだけは外れた。彼の選択基準はよくわからない。
オーバー25は結局、全員むさくるしい(失礼)男性ばかりとなった。特に「継父からDVを受けて最悪の環境で育った。息子にはいい環境を与えてやりたい」と言った男性。「この顔のせいで格闘技選手か、ムショ帰りにしか見られない。」確かに顔まで刺青を入れて近づかれると怖いかも(^_^;)

今回、「ティーン」枠に注目だ。とにかく上手い子が揃っている。だが、大人顔負けに感情豊かに歌われても小さな体とのアンバランスさで見世物的な感じがして否めない。中でもダントツにうまい子が一人いるのだが、表情に乏しく子供らしさがないのが気になる。

「グループ枠」は去年より粒揃い。今回も落選組救済で寄せ集め組が3組できた。
「シスター3」は美人姉妹だ。父親は会社経営、母親は美人で四姉妹と見紛うほど若々しいスタイリスト、姉妹の趣味は乗馬。這い上がろうとハングリー精神でギラギラしている挑戦者では異質のセレブ出身だ。グループ担当サイモンは「君たちは気取ったかんじがする、視聴者の好感度が低いと思う。人柄の問題かな」と出ました!サイモン様の毒舌。本選後半は視聴者投票となる。
姉妹も「私たちには苦労話も悲しい話もないから不利ね」。彼女たちは落ちてもサラっとしていた。

ライバル心むき出しの女性が目立つ。「勝気なのはいいけど、あまりにすぎると視聴者を不快にさせる。」とメンター(担当審査員)が言う。

予選は素の人間性が出ているから面白い。自分の好きな曲を直球で勝負している。ところが本選に入ってくるとメンターがいじくりまわして(!)彼ら(彼女ら)の良いところをつぶしてしまうことが少なくない。視聴者を意識し過ぎてか合わぬ選曲、似合わないファッション、ゴテゴテステージだとガッカリしてしまう。
今回はどうであろうか。ともかくベスト12が出揃った!
X-Factorシーズン1が終わった。本放送から数えるともう1ケ月近くたっているが、熱く書いていた以上ファイナルを述べないわけにはいかないだろう。

レイチェルの生みの親は薬物中毒だったが、養父母に愛情豊かに育てられた。「いい?うちは貧乏だからバスルームが一つしかないの。だから賞金をもらったら自分のバスルームが欲しいの」。レイチェルは審査員の質問に14歳とは思えないほど堂々と答える。こぼれるような笑顔、アニーのようなカーリーヘアがキュート。だが、愛嬌のある顔に似合わないパンチの効いたど太いソウルフルな歌声。会場の声援もひときわ大きい人気者。
母親と手をつないで予選にやってきた30歳ジョシュ。実はティーンエイジャーの娘がいるシングルパパだった。恋人もあり。楽器演奏もできる。得意なジャンルはブルースだが、ハスキーな声でシャウトするロックも最高だ。審査員のニコルも立ち上がって長い髪を振り回す。

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<左JOSH  右Rachel>
 
ファイナルはこの二人のはずだった。それがレイチェルのまさかのトップ5落ちで私の予想が狂った。レイチェルは生き残りをかけて全身全霊で歌ったのに、脱落決定。(出来はどう見てもマーカスよりレイチェルの方が上だった)脱落を告げられたレイチェルは悲鳴をあげてステージ上で泣き崩れる。会場にいた母親が見かねてステージに駆け上り「大丈夫、大丈夫」と娘を抱きしめた。考えればまだ14歳。世界中が注目している番組だ。少女には背負いきれないプレッシャーだったのだろう。予選では、審査員の前で緊張のあまり頭が真っ白になって歌詞がぶっ飛んだ大の大人もいたのだから。

メラニーは一度落ちて拾われた挑戦者だ。今、思えばサイモンによる「やらせ」(演出ともいう)だったのかもしれない。本戦に入り、舞台映えするメークと衣装のお陰で化粧っ気のない朴訥な少女が別人のように変身した。ボリュームある体から発するボリュームある歌声。小さい時、家が貧しくて祖母に預けられた。そのときに支えになったのが信仰だ。ゴスペルを歌うと感極まっていくのが手に取るようにわかる。歌い終わると堰を切って神への愛が口から飛び出してくる。まるで神様と交信しているようだ。審査員も客席も感動している様子だが、日本とアメリカの精神風土の違いだろう、私は少しひいてしまった。

ファイナルはメラニーと、アーティスト度ならピカ一のジョシュと、アルコールとドラッグ中毒から更生したクリスの三人で争われた。
メラニー応援団は教会だった。まるでワールドカップのように応援団を大スクリーンに映し出す。牧師と大勢の信者たちは彼女の優勝が神の御心であると信じているかのようなだった。彼らの熱い声援が届いたのかメラニーが優勝した。
神様の力まで引っ張りだした120%全開メラニーにX-Factorはあるのだろうか。
もしゴスペラーズがX-Factorのグループ部門に出場したらどこまで残るだろう。
Boys、Girls、Over30に比べかなり見劣りするグループ部門。10代の兄弟デュオ以外、微妙なハモリが気になる。目ぼしいグループがなかったせいか、審査員達は落ちたもののなかから急きょ、2グループ作ったくらいである。
アメリカの皆さん、X-Factorの狙い目はグループ部門ですよ~。
相棒や仲間を見つけてハモりましょう。
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そうそう。ハモリと言えばゴスペラーズ。彼らは(X-Factorの)ブートキャンプは通過する。次の審査もまずOKだろう。
そのくらい彼らのハーモニーは自称(笑)「アカペラの伝導者」にふさわしい。

ゴスペラーズのコンサートを見に行ったのは三回目である。今回は地元だ。地方の強みでかなり前の席をゲットできた。
メンバーは前日入りで駅前の飲み屋界隈でエキサイティングに過ごしたらしい。
そこで仕入れたのか、地元ネタをばんばんMCに入れてくる。
ゴスが来るのは初めてとあって日頃熱くならないこの街が熱い!
満員御礼。いきなりスタンディングで始まる。

アラフォー世代のゴスは一生懸命ステップを踏む。そのぎこちなさがかわゆい!?
私の斜め前の席の女性。マイクロミニスカートでロングブーツで、ゴスより格好よくゴスより完璧なふりで踊っている!!


地方といえども手抜き一切なしの3時間近く。
「皆さんに頑張って聞かせようと声を張り上げたので、頭がキーキー痛くなりました」と正直な黒沢。
TAKEそっくりの声質の村上、良くも悪くも特徴的な声の安岡。この二人が私にとってのゴスの声であった。そこに黒沢が加わった。メンバーの中でずば抜けた声量と歌唱力の持ち主、黒沢の声の魅力に遅まきながら気づいたのである。
お澄ましと具だくさんの豚汁、いやアメリカだからコンソメスープとこってりシチューか。
アメリカンアイドルX-Factorはそのくらいテイストが違う。

X-Factorの出場には年齢上限がない。
「もう自分の人生は終わりだ」、次に進めないことを告げられ、うずくまり頭を抱えて叫ぶ。
左の脳で哲学を、右の脳で音楽を作り出すと余裕で言ってい自信たっぷりな大学院生の彼は一体どこにいったのだろう。

「ねたむ人もいるけど外見の良さは武器」とモデル経験もあるイケメン男性。舞台に登場しただけで女性審査員や観客女性が色めき立つ。音楽の才能もあると自負していた。どうせはったりでしょう、と思ったら意外や意外、自作の曲を甘く聞かせる。予選通過に安堵した様子で「ようやく自分が認められた」。先ほどまでの不遜な態度はいつのまにか消えている。

競争社会のアメリカでは自信たっぷりのように見せていないと生き残れないのかもしれない。「自分はスゴイ!」。そう呪文のように言い聞かせ自分を保っている。
だから落ちた時はまるでこの世の終わりのようになげき悲しむのだ。

「若い人はまだチャンスがあるけど、自分には後がない」
見た目は若いが心情を吐露する59歳の男性。若い人には出せない味わいのある歌声だ。
「さすが年の功ね」「彼ほどの逸材が眠っていたなんて」と驚く審査員。

「夢をもったまま死ねないの」と中年の女性。

「タマネギむきの仕事には戻りたくない。もう誰もいないクラブで歌いたくないんだ」
「苦労ばかりさせていた家族に安心させてやりたい」
「家もない。車で寝起きするホームレスのような生活から抜け出したい」

人生崖っぷちの人たちが夢をつかもうとする。それがX-Factorだ049.gif
「歌っている時は面倒な人間関係が忘れられるわ」

16歳の少女の何がそんなにストレスなのだろうか。友達関係なのだろうか。
少女は年齢よりはるかに上にみえる。額にしわを寄せて神経質そうだ。出番を前に「失敗したらどうしよう」と手も足も震えている。
十字を切って舞台に上がった。しかし、緊張のあまりサイモンの質問にうまく答えられない。うっとうしいほど自己アピールする候補者たちのなかで、彼女は異質だ。顔もピクピクとひきつっている。
大丈夫だろうか、途中で倒れたりしないだろうか。審査員も客席も心配そうに少女を見守る。父と母はうまくいきますようにと祈っている。

歌い始める。ああ、ひょっとして・・・ひょっとして・・・
自信なさげな少女が豹変した。まるで歌のミューズが降りてきたみたいだ。思いがけない彼女の歌力に審査員も思わず座り直す。LA(審査員の一人)は叫ぶ。「驚いた!一体、何が起きたんだ。別人のようだ」。小さな体全部を使って、思いのたけをぶつけるかのように歌う。LAの声をマイクは拾う。「16歳とは思えない!」
舞台袖にいる父の頬に涙がつたう。

会場は興奮のるつぼだ。サイモンまで手を掲げて拍手している。
歌の力ってすごい!一瞬で空気を変える。
客席はスタンディングだ。拍手がなかなかやまない。
父の顔は涙でぐちゃぐちゃだ。「自慢の娘なんだよ」
歌い終わった少女は、自分に何が起きたかわからないかのように呆然として立ち尽くす。
「すごくうれしい」と言うのがせいいっぱいだ。
サイモンは言う。「なぜ君が気に入ったかというと、音楽を愛し向上心を持って真剣に取り組んでいるからだ。」白い歯を見せて初めて少女は笑う。歌う前のおどおどとした少女は、もういない。

『歌姫』誕生を目の当たりにした。予選の醍醐味である。

さぁ次回からいよいよ『ブートキャンプ』。
男子、女子、オーバー30、グループと4つのカテゴリーに分けて競いあう・・・らしい。

#1~#3までは聞くに耐えなかったり、見るに堪えない挑戦者にかなり時間を割いていた。ところが#4は何人かの合格者はさっくりカットして一瞬だけ。あまりに偏った編集が??な『X-Factor』ではあるが、これにて予選終了。
期待外れとぶつぶつ言っていた『X-Factor』だが、面白くなってきた。何気に次の放送が楽しみになっている。

サイモンの人となりもわかってきた。「志が高くて才能がある人」が好きだということ。ビジネス優先の冷徹な人とばかり誤解していた。女性審査員と激しく対立してまで超個性的なアカペラ少女を合格させようとゴリ押ししたのは商売の勝算からだけではないだろう。音程が微妙だけど磨けば光るものが見えたから。
『X-Factor』はアメアイと違って予選でも観客の前で歌う。
観客を味方につけたものが勝ち!不合格になったアカペラ少女は、観客とサイモンの強烈な押しでジャッジを覆した。女性審査員がここで再び「No!」と言ったなら大ブーイングが起きただろう。

一発勝負の予選では何が起こるかわからない。機材の不具合で突然、伴奏が中断。でもあわてずアカペラで歌った青年。まるで『バーレスク』だね。「災い転じて福となす」。観客の手拍子も加わり堂々と歌いきり全員一致で合格!視聴者にも強い印象を残した。オーディション番組は何が幸いするかわからない。

挑戦者が歌い終わるのをドキドキして待つ家族の姿をカメラは追う。祈る、感極まって泣く、喜びで飛び上がる。家族が一つとなる瞬間だ。アメリカの家族愛はこんなに熱かったけ?

「うちの子供は容姿と才能に恵まれているの」。もっさりとした体形、髭もじゃもじゃのとても美形とはいいがたい30歳の息子。息子のために数時間も車をぶっ飛ばした母は、まるで息子と夫婦のようにベッタリ。アメリカ人の超ポジティブ思考はほとんど病気だ(笑)。
あまりに自信たっぷりな発言に、この人はと期待して固唾を飲んでいると、調子ぱずれな歌。あり得ない、やめて!と叫ぶことが今までに何度あったことだろう。
どうせスーパー親馬鹿母と、マザコン息子だろう。会場も、木こりのような風貌とよれよれな服に冷ややかな雰囲気。選曲を聞いて「(まぁ難しいだろうが)頑張れよ」とサイモン。舞台の袖で待つ母は心配で今にも倒れそうだ。

ところが一声、歌い出すと会場が一変。会場を魅了するハスキーでソウルフルな声!不思議な力がある。サイモンの唖然とした表情。目の色が変わる。そのうち笑みがこぼれる。他の審査員も思わず体を揺らす。立ち上がる。そうこうするうちに会場は総立ち。ジャッジは聞かなくてもわかるようなもの。もちろん4人ともYes。(4人中3人がYesなら合格のルール)
(YouTubeで見たらスーザン・ボイルもこんな感じだった。)これ、これ、これがあるからオーディション番組はやめられない!サイモンはいう。「長い間審査員をしているとたいがいなことには驚かない。が、きょうの君には心底びっくりさせられた。君のいいところは飾らないところだ。わざとらしい演出が一切ない」、サイモン。見直しました。人を見る目も的確だ。

結局、合格にはならなかったが、爽やかな印象を残した青年がいた。「本当は21歳だけど夢はティーンアイドルだから公表は控えている」とジョークで会場を沸かせる。彼には120cmの低身長症の両親がいる。(青年は180cmある。)「息子がどんなに素晴らしい子か多くの人に見てもらいたいの」と母が言うように、彼はいじめられたことがあるのを微塵も感じさせない好青年だ。自作のラップはイマイチだったが、サイモンはいう「歌は下手だけど、とんでもなく正直なのが伝わったよ。」「あなたは魅力的だ。将来を信じている」と励ます。彼は「ありがとう」とお辞儀して飛び跳ねるように去っていった。出番が終わった彼を小さな小さな両親が待っていた。青年は子供のような背丈の両親と抱き合う。父は言う「おまえが誇らしいよ。私たちにとってはおまえが1番」
いろいろ困難もあっただろうと想像に難くない家族3人。だけど強い両親の愛があったからこそ青年はまっすぐに育ったのだ・・そんなことをうかがわせた一シーンだった。
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出番が終わった出演者を迎える家族のシーンが停止し白黒になり<家族の肖像>へと変わっていく。バッグにはBGMが流れる。この演出が実によく、番組のくどさと悪趣味さ(?)を消している。
番組制作者の思う壺かもしれないけど045.gif
待ってました!
アメリカ版X-Factorの日本放送が始まった。
X Factorアメリカ版はサイモンが長年、審査員をしてたイギリス版『X-Factor』『アメリカンアイドル』の審査員をやめて製作総指揮をとる番組だ。
(アメリカでは9月21日放送開始)

10月1日、f0234728_135569.jpgFOX bs238デジタル開局の日がきた。我が家のテレビではたして視聴できるか不安だったが、チャンネルを合わせたら砂嵐にならなかった。
FOXTVなのに、韓国ドラマやバラエティのラインアップがあるのには違和感を覚えた。それはともかく待ちに待ったX-Factor。
期待に胸を膨らませる。

しかし、どうもアメリカンアイドルがオーバーラップする。まずは審査員に華がない。完璧なスタイル、視聴者を釘付けにするファッション、チャーミングな言動のジェニファー・ロペス。お茶目でワイルドな大御所ロッカー、スティーブン・タイラーとつい比べてしまう。審査員が四人もいるのもすっきりしない。(アメリカンアイドルも以前はそうだったが)
司会者も大人しめで地味な印象だ。格落ちに見えてしまう。

肝心の候補者も、予選なので仕方がないのだが、まるで素人歌合戦だ。史上最高の賞金500万ドル(約4億円!)なせいか、音楽好きよりもここらで人生大逆転狙いが目立つ。強烈な自己アピールもあまり笑えない。下は12歳、上の制限はない。グループ参加OKなのがアメリカンアイドルと違う。のだが、70歳(男)83歳(女)のカップル登場はなんだかいけないものを見たような・・・・・

マンネリ、女子ティーンエイジャーの偏った投票が問題化している大型番組、アメリカンアイドル打倒と鳴り物入りで登場した割にはどうなのだろうか。つい頭の中でアメリカンアイドルはこうだったと思ってしまう。
ただサイモン・コーウェル。アメリカンアイドルでの、苦虫をかみしめる顔、一言言わないと気が済まないらしい強烈な嫌み。そんな彼がキャラを封印している。出演者に誉めたり励ましたり、何とウィンクまでしているのだ。これは一体どうしたことか?!驚きだ。

とりあえずX-Factor。早送りしながらしばらく様子見である。