2013年 11月 13日 ( 2 )

「すっごいじゃないですか、日本の製品、使う人の気持ちになって考えてくれる」。私「そうですかぁ。(そんなにほめられることないけど)」「ほら、あられの袋にある三角の切り込み、あれ見たとき感激しちゃって」と日本で暮らす韓国女性が言う。
当たり前すぎる三角の切れ込み。そう言われれば外国のお菓子に切込を見かけたことがない。

そんな話を別の韓国人女性にした。
「日本のサービスは普通ではないと外に出て気づく」と言う。
例えばタクシー、近づけばスーっとドアが開き、降りると自動的にしまる。
たまに自分で閉めようとすると「そのままにしといてください」と言われる。
だから韓国でもタクシーのドアを開けっ放しにして降りてしまう失敗する、と彼女は話す。

日本のサービスは「おもてなし」精神からきている。
商品もサービス精神から開発し、これが日本の産業を支えている。
いわばサービス特化の『ガラパコス』化。
でも慣れすぎると、手や足が退化してしまうかもしれないと思った。
友達が「毎日、カレーでも大丈夫?」と聞いてきた。
もちろん答えはYes。
せっかくインドに来たのだから、本場のカレーを食べなくては勿体ない。
一日少なくとも一回はカレーを食べた。友達がチョイスしてくれたカレーはどれも美味しかった。
お気に入りカレーが二つできた。

一つは赤いカレー、トマトのカレーだ。
我が家ではカレーが少し残ると、トマトの水煮缶を入れカレー味のトマトシチューを作る。トマトカレーはそんな残り物料理とは違って、トマトの味が生きているカレー。それほど辛くなくまろやかな味だ。
イタリア料理店にも連れて行ってもらったのだが、ピザのトマトソースがフレッシュでとても美味しかった。トマトソースに感激したのは初めてだ。瓶や缶でなく生のトマトから作ったのであろう。トマトも日本のと違うのだと思う。
もう一つはパニールカレーだ。パニールとはインドのカッテージチーズのことだ。ぱっと見は豆腐のよう。優しい味でスパイシーなカレーを引き立てていた。
(パニールは家で作れそうだ)と食いしん坊センサーが働いた。

帰国してから本を参考にパニールを3回作った。
作り方は思いのほか、簡単だった。牛乳1リットル、塩小さじ1/4、レモン汁大さじ2を沸騰させて分離したものをこして固める。出る水分はホエイである。
牛乳1リットルをもてあます時があるので、パニール作りは牛乳を無駄にしない点でも気に入った。できたパニールは薄くスライスしてワインと一緒に味わってもよし、サラダに入れてよし、もちろんカレーにと淡白な味なので応用がききそうだ。
最初は国産レモンを入れていたが、レモン汁大さじ2杯とろうとするとレモン1個使う。国産レモン1個100円ほどする。高い。
二回目は冷蔵庫にあったゆずの絞り汁で作った。パニールの味は変わらない。
では、もっと経済的にと、大胆にも酢を入れた。パニールの味はそのままだった。
大量にできるホエイは、カレーやスープに入れると格段と味がアップした。パンにも使ってみた。しっとりとしたパンとなった。

インドにはパニール以外にも、ほうれん草カレー、豆カレー、卵カレーなど豊富なベジタリアンメニューがある。インドは野菜好きにとってパラダイスである。
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<カレースパイスが入った缶>