私はテリー・ギリアムが好きだ。
テリー・ギリアムの作りだすファンタジーが好きだ。
テリー・ギリアムの作りだすファンタジーがつまった映画が好きだ。
今回で三度目の『Dr.パルナサスの鏡』鑑賞。
この映画を初めて見たときの衝撃は、ちょっと言葉に表すことができない。
今まで見たことがないタイプの映画だったからだ。
『パルナサス』を見て以来、私はとりつかれたようにギリアム作品を見まくった。
『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』『フィッシャーキング』『バロン』『モンティーパイソン』。
そして再び『Dr.パルナサス』に戻った。
『Dr.パルナサス』は今までの作品を洗練させたような映画だ。
三度も見ると、さすがに最初の驚きこそないが、ああ、このシーンは『バロン』から、警察をおちょくったシーンは『モンティーパイソン』からね、幻想的なダンスシーンは『フィッシャーキング』かな?と、監督好みのファンタジーモチーフを見つける楽しみがあった。
ファンタジーの映像美に堪能し、クスッと笑って、ニヤッと笑って、ドキドキして、ホッとして、ホロっと泣いて・・・・三度目でも楽しめる自分に驚いた。
『Dr.パルナサスの鏡』は彩り豊かな御馳走みたいだ。
食べた後は目もお腹もいっぱいになる。
でも胸やけしてはいないから胃薬はいらない。
御馳走に満足しながらも、見つからないジクソーパズルの数ピースが頭のすみで気になっている。
ギリアムは不意打ちに突飛なファンタジー場面を挿入するので、狂気と正気の間にいる人と思われがちだが、いや、実際、そうかもしれないが、底に流れるのは“人間愛”だ。
そうでなければ、『パルナサス』だけでなく『フィッシャーキング』や『バロン』を見た後の、満たされた気持ちと爽快感はなんだ!?
バッドエンディングの『ブラジル』『12モンキーズ』でさえ、私は“人間愛”を超えた“人類愛”を感じることができる。
ギリアムの並み外れたこだわり精神は、しばしば映画作りを困難にさせてきた。
一体、次の作品はいつ完成するだろうか。
それまでには、彼の駄作と言われる映画を見るかどうかは・・・まだわからない。
左:テリーギリアムの描いた絵コンテ 右:実際に使われた映画の場面
テリー・ギリアムの作りだすファンタジーが好きだ。
テリー・ギリアムの作りだすファンタジーがつまった映画が好きだ。
今回で三度目の『Dr.パルナサスの鏡』鑑賞。
この映画を初めて見たときの衝撃は、ちょっと言葉に表すことができない。
今まで見たことがないタイプの映画だったからだ。
『パルナサス』を見て以来、私はとりつかれたようにギリアム作品を見まくった。
『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』『フィッシャーキング』『バロン』『モンティーパイソン』。
そして再び『Dr.パルナサス』に戻った。
『Dr.パルナサス』は今までの作品を洗練させたような映画だ。
三度も見ると、さすがに最初の驚きこそないが、ああ、このシーンは『バロン』から、警察をおちょくったシーンは『モンティーパイソン』からね、幻想的なダンスシーンは『フィッシャーキング』かな?と、監督好みのファンタジーモチーフを見つける楽しみがあった。
ファンタジーの映像美に堪能し、クスッと笑って、ニヤッと笑って、ドキドキして、ホッとして、ホロっと泣いて・・・・三度目でも楽しめる自分に驚いた。
『Dr.パルナサスの鏡』は彩り豊かな御馳走みたいだ。
食べた後は目もお腹もいっぱいになる。
でも胸やけしてはいないから胃薬はいらない。
御馳走に満足しながらも、見つからないジクソーパズルの数ピースが頭のすみで気になっている。
ギリアムは不意打ちに突飛なファンタジー場面を挿入するので、狂気と正気の間にいる人と思われがちだが、いや、実際、そうかもしれないが、底に流れるのは“人間愛”だ。
そうでなければ、『パルナサス』だけでなく『フィッシャーキング』や『バロン』を見た後の、満たされた気持ちと爽快感はなんだ!?
バッドエンディングの『ブラジル』『12モンキーズ』でさえ、私は“人間愛”を超えた“人類愛”を感じることができる。
ギリアムの並み外れたこだわり精神は、しばしば映画作りを困難にさせてきた。
一体、次の作品はいつ完成するだろうか。
それまでには、彼の駄作と言われる映画を見るかどうかは・・・まだわからない。
左:テリーギリアムの描いた絵コンテ 右:実際に使われた映画の場面
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by feliza0930
| 2010-04-28 18:19
| ・MOVIE